牡丹と薔薇
古い順に並び替えNo.30
悪意のシナリオ
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ぼたんは洋装店での仕事を再開する。しばらくぼたんに会えなくて淋しかった雅也は、その夜、思いきってぼたんをホテルへ誘う。が、そういう雰囲気になれなかったぼたんは、一目散に逃げ出す。がっかりした雅也は美晴の店へ行き、そこで偶然会った香世にぼたんのことを相談する。香世は二人の関係がうまくいくよう協力すると申し出る。ぼたんを毛嫌いしていた富美子の態度が変化する。お金を抜き取ったのがぼたんでないことがわかり、だんだんぼたんのやさしさがわかってきたのだ。それからまもなく、ぼたんは雅也から食事に誘われる。その裏で香世が巧妙な罠を仕掛けていた。
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ぼたんは洋装店での仕事を再開する。しばらくぼたんに会えなくて淋しかった雅也は、その夜、思いきってぼたんをホテルへ誘う。が、そういう雰囲気になれなかったぼたんは、一目散に逃げ出す。がっかりした雅也は美晴の店へ行き、そこで偶然会った香世にぼたんのことを相談する。香世は二人の関係がうまくいくよう協力すると申し出る。ぼたんを毛嫌いしていた富貴子の態度が変化する。お金を抜き取ったのがぼたんでないことがわかり、だんだんぼたんのやさしさがわかってきたのだ。それからまもなく、ぼたんは雅也から食事に誘われる。その裏で香世が巧妙な罠を仕掛けていた。
No.29
帰ってきた長女
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鏡子の葬儀の翌日、合格発表があり、和人は医学部に合格する。ぼたんは和人と二人で祝杯をあげる。次の日、和人を祝福するため、豊樹がアパートへ来る。卒業するまでの援助を約束する豊樹。和人は野島家の家族になるぼたんのことをよろしく頼む。ぼたんは豊樹とともに野島家に帰る。富貴子はまだぼたんを自分の娘と受け止められず、香世にもしばらく事実をふせるよう二人を説得する。香世は今までどおり召使いのようにぼたんを扱う。が、しばらくぼたんに会えなくて、体にぽっかり穴があいたようだった。一方、ぼたんも香世に対して、実の妹への愛がこみ上げてくる。
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鏡子の葬儀の翌日、合格発表があり、和人は医学部に合格する。ぼたんは和人と二人で祝杯をあげる。次の日、和人を祝福するため、豊樹がアパートへ来る。卒業するまでの援助を約束する豊樹。和人は野島家の家族になるぼたんのことをよろしく頼む。ぼたんは豊樹とともに野島家に帰る。富貴子はまだぼたんを自分の娘と受け止められず、香世にもしばらく事実をふせるよう二人を説得する。香世は今までどおり召使いのようにぼたんを扱う。が、しばらくぼたんに会えなくて、体にぽっかり穴があいたようだった。一方、ぼたんも香世に対して、実の妹への愛がこみ上げてくる。
No.28
証拠の花刺繍
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鏡子はぼたんを病院から盗んだことを野島夫妻に告白。そのときぼたんが身につけていた刺繍入りの産着を差しだす。豊樹は自分の直感が当たっていたことを喜び、家族四人で暮らせる幸せを思う。が、富貴子は財産目当ての鏡子の策略に違いないと主張。頑なに信じようとしなかった。ぼたんは鏡子を病院へ連れ帰る。翌日、真実を告げて安心したのか、鏡子は息を引きとる。鏡子の葬儀が終わり、豊樹はぼたんの出生のことを和人に打ち明ける。激しく動揺する和人。ぼたんはどんなことがあっても和人は自分の弟だと言い聞かせるが・・・・・・。
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鏡子はぼたんを病院から盗んだことを野島夫妻に告白。そのときぼたんが身につけていた刺繍入りの産着を差しだす。豊樹は自分の直感が当たっていたことを喜び、家族四人で暮らせる幸せを思う。が、富貴子は財産目当ての鏡子の策略に違いないと主張。頑なに信じようとしなかった。ぼたんは鏡子を病院へ連れ帰る。翌日、真実を告げて安心したのか、鏡子は息を引きとる。鏡子の葬儀が終わり、豊樹はぼたんの出生のことを和人に打ち明ける。激しく動揺する和人。ぼたんはどんなことがあっても和人は自分の弟だと言い聞かせるが……。
No.27
切られたドレス
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豊樹は、ぼたんの出生について真実を教えてほしい、と鏡子に懇願する。が、鏡子は口を閉ざす。数日後、香世が洋装店にドレスの仮縫いにくる。香世は再び雅也を食事に誘うが、雅也はぼたんと先約があるからときっぱり断る。プライドを傷つけられた香世は半狂乱になって、鋏でドレスをずたずたに切断する。自分の存在が香世を苦しめているのを思い知らされたぼたんは、野島家を出る決心をする。豊樹は引きとめようとするが、富貴子は喜ぶ。そこへ、病院を抜け出した鏡子が訪ねてくる。鏡子はぼたんが豊樹と富貴子の子どもであることを告白する。
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豊樹は、ぼたんの出生について真実を教えてほしい、と鏡子に懇願する。が、鏡子は口を閉ざす。数日後、香世が洋装店にドレスの仮縫いにくる。香世は再び雅也を食事に誘うが、雅也はぼたんと先約があるからときっぱり断る。プライドを傷つけられた香世は半狂乱になって、鋏でドレスをずたずたに切断する。自分の存在が香世を苦しめているのを思い知らされたぼたんは、野島家を出る決心をする。豊樹は引きとめようとするが、富貴子は喜ぶ。そこへ、病院を抜け出した鏡子が訪ねてくる。鏡子はぼたんが豊樹と富貴子の子どもであることを告白する。
No.26
恋の妨害工作
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ある日、香世が洋装店に現れ、雅也を指名する。デザイナー助手の雅也は戸惑うが、香世は是非ドレスを作ってほしいといい、打ち合わせのためのレストランを指定する。雅也がレストランへ行くと、香世は雅也を一流のデザイナーに押し上げたいといい、そのためにはぼたんを捨てて、ハイクラスの自分とつきあうべきだと誘惑する。帰宅した香世はぼたんに雅也と別れたほうがいいと忠告する。誘惑すれば簡単に乗ってくるような男だからと・・・・・・。その頃、豊樹は入院している鏡子を見舞い、ぼたんは二十一年前に盗まれた自分の子ではないのか、と問いかける。
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ある日、香世が洋装店に現れ、雅也を指名する。デザイナー助手の雅也は戸惑うが、香世は是非ドレスを作ってほしいといい、打ち合わせのためのレストランを指定する。雅也がレストランへ行くと、香世は雅也を一流のデザイナーに押し上げたいといい、そのためにはぼたんを捨てて、ハイクラスの自分とつきあうべきだと誘惑する。帰宅した香世はぼたんに雅也と別れたほうがいいと忠告する。誘惑すれば簡単に乗ってくるような男だからと……。その頃、豊樹は入院している鏡子を見舞い、ぼたんは二十一年前に盗まれた自分の子ではないのか、と問いかける。
No.25
余命一ヵ月・・・
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ぼたんは夜間のデザイン教室に通い出す。その初日の帰り、ぼたんは雅也に食事に誘われる。行く先は偶然にも美晴の店だった。ぼたんに気づいた美晴は、富貴子がぼたんを嫌っていることを告げる。雅也はぼたんを慰め、やさしくキスする。その二人を香世がこっそり見ていた。ぼたんの出生を調べていた豊樹は、ぼたんがさらわれた自分の子どもに違いないと確信する。富貴子が、ぼたんが香世から押しつけられたお金を見つけ、ぼたんが自分のお金を盗んだものと決めつける。ぼたんは何の弁解もせずに自分の非を認め、野島家を出ていこうとする。そんなぼたんを豊樹が引き止める。
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ぼたんは夜間のデザイン教室に通い出す。その初日の帰り、ぼたんは雅也に食事に誘われる。行く先は偶然にも美晴の店だった。ぼたんに気づいた美晴は、富貴子がぼたんを嫌っていることを告げる。雅也はぼたんを慰め、やさしくキスする。その二人を香世がこっそり見ていた。ぼたんの出生を調べていた豊樹は、ぼたんがさらわれた自分の子どもに違いないと確信する。富貴子が、ぼたんが香世から押しつけられたお金を見つけ、ぼたんが自分のお金を盗んだものと決めつける。ぼたんは何の弁解もせずに自分の非を認め、野島家を出ていこうとする。そんなぼたんを豊樹が引き止める。
No.24
抜き取ったお金
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深夜、香世が怖い夢を見たといって、ぼたんのベッドにもぐりこんでくる。ぼたんは香世が安心して眠れるよう懐かしい歌を聞かせる。翌朝、ぼたんが目を覚ますと、香世の姿は消えていた。香世はぼたんのベッドで眠ったことを否定。いつもの主従関係が繰り返される。富貴子は鏡子のアパートを訪ねる。鏡子は豊樹とは七年前にきっぱり別れたといい、ぼたんのことをよろしく頼む。帰宅した富貴子と入れ違いに、香世が外出する。香世は富貴子のバッグから一万円札を数枚抜き取ると、ぼたんに口止め料としてその半分を無理矢理押しつける。
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深夜、香世が怖い夢を見たといって、ぼたんのベッドにもぐりこんでくる。ぼたんは香世が安心して眠れるよう懐かしい歌を聞かせる。翌朝、ぼたんが目を覚ますと、香世の姿は消えていた。香世はぼたんのベッドで眠ったことを否定。いつもの主従関係が繰り返される。富貴子は鏡子のアパートを訪ねる。鏡子は豊樹とは七年前にきっぱり別れたといい、ぼたんのことをよろしく頼む。帰宅した富貴子と入れ違いに、香世が外出する。香世は富貴子のバッグから一万円札を数枚抜き取ると、ぼたんに口止め料としてその半分を無理矢理押しつける。
No.23
不良のパーティ
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香世の命令でぼたんが自宅から戻ると、香世は部屋で遊び仲間たちと乱らなパーティを開いていた。香世は皆の前でぼたんを召使いのように扱い、あげくに嫌がるぼたんに無理矢理口移しで酒を飲ませる。豊樹がぼたんの出生に疑問を持ち、部下に鏡子のことを調べさせる。豊樹はまた和人を呼び出し、医学部を受験する和人の経済的援助を申し出る。その頃、美晴はぼたんのことを調べ、ぼたんの母親が鏡子であることをつきとめる。それを知った富貴子は、豊樹と鏡子の関係が続いているものと誤解。豊樹にぼたんを追い出すよう迫る。その夜、怯えた香世がぼたんの部屋へやってくる。
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香世の命令でぼたんが自宅から戻ると、香世は部屋で遊び仲間たちと乱らなパーティを開いていた。香世は皆の前でぼたんを召使いのように扱い、あげくに嫌がるぼたんに無理矢理口移しで酒を飲ませる。豊樹がぼたんの出生に疑問を持ち、部下に鏡子のことを調べさせる。豊樹はまた和人を呼び出し、医学部を受験する和人の経済的援助を申し出る。その頃、美晴はぼたんのことを調べ、ぼたんの母親が鏡子であることをつきとめる。それを知った富貴子は、豊樹と鏡子の関係が続いているものと誤解。豊樹にぼたんを追い出すよう迫る。その夜、怯えた香世がぼたんの部屋へやってくる。
No.22
意地悪なバラ
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野島家に来て二日目、極端な主従関係を押しつけようとする香世に、ぼたんは以前のように友だちとして接することを宣言する。香世はあざ笑い、相変わらず召使いのようにぼたんをあごで使う。ぼたんは週に三日、洋装店で働く。同僚の雅也と一緒にデザイン学校にも行けるようになったので楽しみだ。鏡子が一時、退院する。ぼたんも週に一度帰宅が許されていたので、その夜は鏡子の好きな料理を作り、家族三人でくつろぐ予定だった。そこへ、香世から電話がかかってくる。自分の許可なしに勝手に外泊するのは許さないといい、すぐ戻るよう命令する。
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野島家に来て二日目、極端な主従関係を押しつけようとする香世に、ぼたんは以前のように友だちとして接することを宣言する。香世はあざ笑い、相変わらず召使いのようにぼたんをあごで使う。ぼたんは週に三日、洋装店で働く。同僚の雅也と一緒にデザイン学校にも行けるようになったので楽しみだ。鏡子が一時、退院する。ぼたんも週に一度帰宅が許されていたので、その夜は鏡子の好きな料理を作り、家族三人でくつろぐ予定だった。そこへ、香世から電話がかかってくる。自分の許可なしに勝手に外泊するのは許さないといい、すぐ戻るよう命令する。
No.21
投げられた灰皿
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豊樹から香世の世話係を頼まれたぼたんは、野島家に引っ越してくる。ぼたんは香世との再会に胸を躍らせるが、香世の態度は冷たかった。七年前、ぼたんから絶交を言い渡された悔しさが忘れられないのだ。香世はぼたんが持ってきた思い出のある家具や持ち物をゴミ扱いして勝手に処分する。ぼたんが抗議すると、主人に従えない召使いはさっさと出て行くよう言われる。その夜、ぼたんの歓迎会が開かれる。香世は両親の前ではぼたんと仲のいいふりをする。が、一旦二人きりになると、ぼたんをこき使い、言葉遣いまで直させる。屈辱と怒りで、ぼたんは眠れぬ一夜を過ごす。
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豊樹から香世の世話係を頼まれたぼたんは、野島家に引っ越してくる。ぼたんは香世との再会に胸を躍らせるが、香世の態度は冷たかった。七年前、ぼたんから絶交を言い渡された悔しさが忘れられないのだ。香世はぼたんが持ってきた思い出のある家具や持ち物をゴミ扱いして勝手に処分する。ぼたんが抗議すると、主人に従えない召使いはさっさと出て行くよう言われる。その夜、ぼたんの歓迎会が開かれる。香世は両親の前ではぼたんと仲のいいふりをする。が、一旦二人きりになると、ぼたんをこき使い、言葉遣いまで直させる。屈辱と怒りで、ぼたんは眠れぬ一夜を過ごす。
No.20
七年後の奇跡
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家計を助けるため、デートクラブで働くことにしたぼたんは、客として現れた豊樹と再会する。仕事と割りきって豊樹に身を任せようとするぼたんを、豊樹は叱り、事情を聞く。帰宅した豊樹はぼたんに会ったことを富貴子に話し、香世の世話係として働いてもらったらどうかと相談する。二十歳になった香世は得体の知れない連中と遊び回り、自堕落な生活を送っていた。豊樹はぼたんに住み込みで香世の世話をしてほしいときりだす。香世と一緒に暮らせる幸せに、胸を躍らせるぼたん。一方、香世は両親が勝手に決めたぼたんとの同居に、素直に喜べないような態度をとる。
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家計を助けるため、デートクラブで働くことにしたぼたんは、客として現れた豊樹と再会する。仕事と割りきって豊樹に身を任せようとするぼたんを、豊樹は叱り、事情を聞く。帰宅した豊樹はぼたんに会ったことを富貴子に話し、香世の世話係として働いてもらったらどうかと相談する。二十歳になった香世は得体の知れない連中と遊び回り、自堕落な生活を送っていた。豊樹はぼたんに住み込みで香世の世話をしてほしいときりだす。香世と一緒に暮らせる幸せに、胸を躍らせるぼたん。一方、香世は両親が勝手に決めたぼたんとの同居に、素直に喜べないような態度をとる。
No.19
特別なバイト
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ぼたんと香世が別れ別れになったまま、七年の歳月が流れる。平成四年十二月、二十一歳になったぼたんは青山の洋装店で働いていた。鏡子は卵巣の摘出手術を受けてから体調がすぐれず、思うように働けなかった。大学受験を控えた和人のためにも、ぼたんは高収入のアルバイトが必要だった。そんな折、鏡子が手術不可能な子宮癌だとわかる。和人が進学をあきらめるというので、ぼたんはついに、デートクラブで働く決心をする。初仕事の夜、ぼたんは待ち合わせの喫茶店へ行く。まもなく、客がやってくるが、その男の顔を見て、ぼたんは息を呑む。豊樹だった。
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ぼたんと香世が別れ別れになったまま、七年の歳月が流れる。平成四年十二月、二十一歳になったぼたんは青山の洋装店で働いていた。鏡子は卵巣の摘出手術を受けてから体調がすぐれず、思うように働けなかった。大学受験を控えた和人のためにも、ぼたんは高収入のアルバイトが必要だった。そんな折、鏡子が手術不可能な子宮癌だとわかる。和人が進学をあきらめるというので、ぼたんはついに、デートクラブで働く決心をする。初仕事の夜、ぼたんは待ち合わせの喫茶店へ行く。まもなく、客がやってくるが、その男の顔を見て、ぼたんは息を呑む。豊樹だった。
No.18
涙の絶交宣言
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豊樹の顔を見て突然逃げ出したまま会えなくなったぼたんに、香世は電話をかける。すると、ぼたんは涙声で、訳は言えないが、もう会えないと・・・・・・。納得のいかない香世は、ぼたんの家へ駆けつける。ぼたんはわざと香世を傷つけるようなひどいことを言って、絶交を宣言する。その夜から香世は熱を出して、食事もとれなくなる。一方、ぼたんも体調を崩して、学校を欠席する。豊樹と泰造が会社経営について激しく口論する。激昂した泰造が突然、倒れ、意識不明になる。富貴子は豊樹を責め、夫婦の亀裂は深くなる。同じ頃、鏡子は病院で突然、下腹部に激痛を覚え、ショック状態に陥る。
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豊樹の顔を見て突然逃げ出したまま会えなくなったぼたんに、香世は電話をかける。すると、ぼたんは涙声で、訳は言えないが、もう会えないと……。納得のいかない香世は、ぼたんの家へ駆けつける。ぼたんはわざと香世を傷つけるようなひどいことを言って、絶交を宣言する。その夜から香世は熱を出して、食事もとれなくなる。一方、ぼたんも体調を崩して、学校を欠席する。豊樹と泰造が会社経営について激しく口論する。激昂した泰造が突然、倒れ、意識不明になる。富貴子は豊樹を責め、夫婦の亀裂は深くなる。同じ頃、鏡子は病院で突然、下腹部に激痛を覚え、ショック状態に陥る。
No.17
社長室への客
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母の愛人が香世の父親だと知ったぼたんは、ショックを受ける。が、誰にも言い出せずに、一人で苦しむ。泰造が豊樹の浮気を知り、激怒、離縁させようとする。豊樹は反発、富貴子にも離婚はしないと断言する。友重が酔って豊樹の会社へ押しかける。豊樹は何がしかの金を渡して追い返そうとするが、ぼたんが友重の子どもでないことを聞かされ、ある疑惑を感じる。豊樹は鏡子のアパートへ行き、ぼたんの出生のことを聞きだそうとする。が、一方的に別れをきりだされ、取りつく島もなく追い返される。ぼたんも鏡子から、香世と絶交するよう言い渡される。
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母の愛人が香世の父親だと知ったぼたんは、ショックを受ける。が、誰にも言い出せずに、一人で苦しむ。泰造が豊樹の浮気を知り、激怒、離縁させようとする。豊樹は反発、富貴子にも離婚はしないと断言する。友重が酔って豊樹の会社へ押しかける。豊樹は何がしかの金を渡して追い返そうとするが、ぼたんが友重の子どもでないことを聞かされ、ある疑惑を感じる。豊樹は鏡子のアパートへ行き、ぼたんの出生のことを聞きだそうとする。が、一方的に別れをきりだされ、取りつく島もなく追い返される。ぼたんも鏡子から、香世と絶交するよう言い渡される。
No.16
母親の愛人
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富貴子は、鏡子とよりが戻ったのではないか、と豊樹を問い詰める。豊樹はしらばくれるが、逆上した富貴子は離婚を口走る。そのとき、冬子が危篤だという連絡が入る。二人は病院へ駆けつけ、鏡子の家に泊まっていた香世も呼び寄せる。まもなく、冬子は、「赤ちゃんのときに攫われた姉がいる・・・・・・」と香世に言い残して、息を引きとる。香世が豊樹の子だと知り、鏡子は驚愕。ぼたんに香世とはもうつき合わないよう言い聞かせる。冬子の通夜の当日、淋しさのあまり、香世はぼたんを呼び寄せる。そこで、ぼたんは豊樹と再会。母の浮気相手だったので、ショックで飛び出す。
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富貴子は、鏡子とよりが戻ったのではないか、と豊樹を問い詰める。豊樹はしらばくれるが、逆上した富貴子は離婚を口走る。そのとき、冬子が危篤だという連絡が入る。二人は病院へ駆けつけ、鏡子の家に泊まっていた香世も呼び寄せる。まもなく、冬子は、「赤ちゃんのときに攫われた姉がいる……」と香世に言い残して、息を引きとる。香世が豊樹の子だと知り、鏡子は驚愕。ぼたんに香世とはもうつき合わないよう言い聞かせる。冬子の通夜の当日、淋しさのあまり、香世はぼたんを呼び寄せる。そこで、ぼたんは豊樹と再会。母の浮気相手だったので、ショックで飛び出す。
No.15
浮気の証拠品
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冬子は富貴子に実の母親のことを告白する。そして、心残りのないよう美晴と和解する。鏡子は豊樹にぼたんを会わせたくて、アパートに案内する。豊樹はぼたんをほめるが、豊樹が母の浮気相手だと察したぼたんは、顔を強張らせる。ある日、香世がぼたんのアパートに遊びにくる。香世の姓が野島であることを知り、なんとなく心にひっかかるものを感じる鏡子。物怖じしない香世は、鏡子に浮気をやめるよう訴える。その夜、香世はぼたんのところに泊まる。電話で鏡子と富貴子が知らないまま挨拶を交わす。富貴子が豊樹の浮気の証拠をつかみ、本人に問いただす。
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冬子は富貴子に実の母親のことを告白する。そして、心残りのないよう美晴と和解する。鏡子は豊樹にぼたんを会わせたくて、アパートに案内する。豊樹はぼたんをほめるが、豊樹が母の浮気相手だと察したぼたんは、顔を強張らせる。ある日、香世がぼたんのアパートに遊びにくる。香世の姓が野島であることを知り、なんとなく心にひっかかるものを感じる鏡子。物怖じしない香世は、鏡子に浮気をやめるよう訴える。その夜、香世はぼたんのところに泊まる。電話で鏡子と富貴子が知らないまま挨拶を交わす。富貴子が豊樹の浮気の証拠をつかみ、本人に問いただす。
No.14
帰らない父親
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イブの夜、ぼたんは和人を連れて野島家に遊びにいく。かいがいしく弟の世話を焼くぼたんに香世は癇癪を起こし、一方的に絶交宣言をする。その頃、鏡子は豊樹と密会していた。それを知った友重は子どもたちに鏡子の浮気をばらし、家を出ていく。新しい年が明け、正月二日。親子三人になった三上家に、富貴子から電話がかかってくる。ぼたんと仲直りしたい香世のために、富貴子はぼたんを呼び出す。ぼたんは喜んで香世に会いにいく。二人は泣きながら抱き合い、互いに謝る。富貴子は冬子の病室へ行く。自分の命がもう長くないことを悟った冬子は、富貴子にある告白をする。
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イブの夜、ぼたんは和人を連れて野島家に遊びにいく。かいがいしく弟の世話を焼くぼたんに香世は癇癪を起こし、一方的に絶交宣言をする。その頃、鏡子は豊樹と密会していた。それを知った友重は子どもたちに鏡子の浮気をばらし、家を出ていく。新しい年が明け、正月二日。親子三人になった三上家に、富貴子から電話がかかってくる。ぼたんと仲直りしたい香世のために、富貴子はぼたんを呼び出す。ぼたんは喜んで香世に会いにいく。二人は泣きながら抱き合い、互いに謝る。富貴子は冬子の病室へ行く。自分の命がもう長くないことを悟った冬子は、富貴子にある告白をする。
No.13
裏切りの情事
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鏡子は豊樹にぼたんのことを告白しようとするが、どうしても言えなかった。が、このままではいけないと思い、数日後、もう一度豊樹に会う。思いつめた様子の鏡子を見て、豊樹は自分への未練だと誤解、二人はよりを戻す。帰宅した鏡子は友重に豊樹との関係が戻ったことを見抜かれ、暴力をふるわれる。豊樹は泰造の反対を押し切ってホテル建設に乗り出す。怒った泰造は富貴子に離婚をすすめるが、富貴子は豊樹しか自分を支えてくれる人はいないと反発する。クリスマス・イブの夜、ぼたんは和人とともに野島家に招待される。豊樹は家族のことを忘れて鏡子と密会していた。
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鏡子は豊樹にぼたんのことを告白しようとするが、どうしても言えなかった。が、このままではいけないと思い、数日後、もう一度豊樹に会う。思いつめた様子の鏡子を見て、豊樹は自分への未練だと誤解、二人はよりを戻す。帰宅した鏡子は友重に豊樹との関係が戻ったことを見抜かれ、暴力をふるわれる。豊樹は泰造の反対を押し切ってホテル建設に乗り出す。怒った泰造は富貴子に離婚をすすめるが、富貴子は豊樹しか自分を支えてくれる人はいないと反発する。クリスマス・イブの夜、ぼたんは和人とともに野島家に招待される。豊樹は家族のことを忘れて鏡子と密会していた。
No.12
恐れていた再会
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病院での出会いから数日後、香世はぼたんを呼び出し、美晴の店へ連れていく。そこへ、偶然富貴子もやってきて、ぼたんと顔を合わせる。ぼたんに好印象を抱いた富貴子は、今度家に連れてくるよう香世に言う。その頃、病院で、鏡子は豊樹と鉢合わせする。元気に働いている様子の鏡子を見て、安心する豊樹。それからまもなく、ぼたんは香世の家へ遊びにいく。姉妹のように仲のいい二人を見て、胸が痛くなる富貴子。香世もぼたんを姉のように慕っていた。その夜、鏡子は豊樹に会い、ダイヤのネクタイピンを返す。今の家族について話しているうちに、鏡子はぼたんのことを告白したい衝動にかられる。
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病院での出会いから数日後、香世はぼたんを呼び出し、美晴の店へ連れていく。そこへ、偶然富貴子もやってきて、ぼたんと顔を合わせる。ぼたんに好印象を抱いた富貴子は、今度家に連れてくるよう香世に言う。その頃、病院で、鏡子は豊樹と鉢合わせする。元気に働いている様子の鏡子を見て、安心する豊樹。それからまもなく、ぼたんは香世の家へ遊びにいく。姉妹のように仲のいい二人を見て、胸が痛くなる富貴子。香世もぼたんを姉のように慕っていた。その夜、鏡子は豊樹に会い、ダイヤのネクタイピンを返す。今の家族について話しているうちに、鏡子はぼたんのことを告白したい衝動にかられる。
No.11
友情のブローチ
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鏡子の働く病院で、ぼたんと香世が偶然出合い、仲良くなる。二人はお互いの電話番号を教え合い、香世は胸に飾った薔薇のブローチをぼたんにプレゼントする。その日、富貴子と豊樹もあとから冬子の見舞いにいく。二人の姿を見かけた鏡子はぎょっとして、その行き先を確かめる。会社に戻った豊樹に、泰造の雷が落ちる。昔ながらのやり方を貫こうとする会長の泰造と、時流に乗ろうとする社長の豊樹は、経営方針について対立する。鏡子は友重に豊樹たちが病院に来たことを話し、彼に何もかも話してしまいたい、と相談する。ぼたんを実の娘のように育ててきた友重は反対する。
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鏡子の働く病院で、ぼたんと香世が偶然出合い、仲良くなる。二人はお互いの電話番号を教え合い、香世は胸に飾った薔薇のブローチをぼたんにプレゼントする。その日、富貴子と豊樹もあとから冬子の見舞いにいく。二人の姿を見かけた鏡子はぎょっとして、その行き先を確かめる。会社に戻った豊樹に、泰造の雷が落ちる。昔ながらのやり方を貫こうとする会長の泰造と、時流に乗ろうとする社長の豊樹は、経営方針について対立する。鏡子は友重に豊樹たちが病院に来たことを話し、彼に何もかも話してしまいたい、と相談する。ぼたんを実の娘のように育ててきた友重は反対する。
No.10
孝行娘と我儘娘
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昭和四十七年十月、鏡子が育ててきた富貴子の子、ぼたんは満一歳の誕生日を迎える。一方、富貴子は女児を出産。「香世」と名付けられる。昭和六十年十一月、鏡子は板前の友重と結婚。ぼたんは中学二年生になり、三歳下の弟・和人をかわいがっていた。鏡子はぼたんには実の父親は死んだと話していた。看護師に復帰した鏡子の病院に偶然、冬子が入院。二人は顔を合わせるが、お互いに何も気づかなかった。香世はわがままな中学一年生だった。ある日、冬子の見舞いにいった香世が、ぼたんと偶然顔を合わせ、言葉を交わす。
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昭和四十七年十月、鏡子が育ててきた富貴子の子、ぼたんは満一歳の誕生日を迎える。一方、富貴子は女児を出産。「香世」と名付けられる。昭和六十年十一月、鏡子は板前の友重と結婚。ぼたんは中学二年生になり、三歳下の弟・和人をかわいがっていた。鏡子はぼたんには実の父親は死んだと話していた。看護師に復帰した鏡子の病院に偶然、冬子が入院。二人は顔を合わせるが、お互いに何も気づかなかった。香世はわがままな中学一年生だった。ある日、冬子の見舞いにいった香世が、ぼたんと偶然顔を合わせ、言葉を交わす。
No.9
疑惑のミルク缶
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行方不明の赤ん坊の捜査のため、刑事が鏡子のマンションを訪ねる。鏡子は赤ん坊などいないと否定。それ以上の追及を許さなかった。納得できない富貴子はこっそり鏡子のマンションに忍び込み、粉ミルクの缶を見つける。そこへ、赤ん坊を抱いた鏡子が帰ってくる。鏡子はとっさに赤ん坊を浴槽の中に隠し、粉ミルクは自分が飲んだと言い逃れる。絶望する富貴子に、美晴は出生の秘密を明かし、母親の名乗りをする。一年後、鏡子は別のアパートに引っ越し、「ぼたん」と名付けた女児と平穏に暮らしていた。一方、富貴子は二人目の子を出産。愛らしい女の子だった。
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行方不明の赤ん坊の捜査のため、刑事が鏡子のマンションを訪ねる。鏡子は赤ん坊などいないと否定。それ以上の追及を許さなかった。納得できない富貴子はこっそり鏡子のマンションに忍び込み、粉ミルクの缶を見つける。そこへ、赤ん坊を抱いた鏡子が帰ってくる。鏡子はとっさに赤ん坊を浴槽の中に隠し、粉ミルクは自分が飲んだと言い逃れる。絶望する富貴子に、美晴は出生の秘密を明かし、母親の名乗りをする。一年後、鏡子は別のアパートに引っ越し、「ぼたん」と名付けた女児と平穏に暮らしていた。一方、富貴子は二人目の子を出産。愛らしい女の子だった。
No.8
消えた赤ん坊
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富貴子が女児を出産。「真世」と命名される。病院で豊樹らの動向を探っていた鏡子は、深夜、新生児室に忍び込み、富貴子の赤ん坊を連れ去る。翌朝、赤ん坊が突然消え、病院では大騒ぎ。富貴子は半狂乱になる。刑事が事情聴取に来て、身代金目的の誘拐事件も視野に入れるという。その頃、鏡子はマンションで、泣き叫ぶ赤ん坊の世話に手を焼いていた。新聞で事件のことが報道され、追いつめられる。数日後、刑事の調べで、不審な女性が赤ん坊を略奪した可能性が出てくる。富貴子は鏡子が犯人に違いないと主張する。刑事が鏡子のマンションを訪ねる。
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富貴子が女児を出産。「真世」と命名される。病院で豊樹らの動向を探っていた鏡子は、深夜、新生児室に忍び込み、富貴子の赤ん坊を連れ去る。翌朝、赤ん坊が突然消え、病院では大騒ぎ。富貴子は半狂乱になる。刑事が事情聴取に来て、身代金目的の誘拐事件も視野に入れるという。その頃、鏡子はマンションで、泣き叫ぶ赤ん坊の世話に手を焼いていた。新聞で事件のことが報道され、追いつめられる。数日後、刑事の調べで、不審な女性が赤ん坊を略奪した可能性が出てくる。富貴子は鏡子が犯人に違いないと主張する。刑事が鏡子のマンションを訪ねる。
No.7
怨念の遺書・・・
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鏡子が野島家のガレージで自殺未遂を起こす。泰造は富貴子に知られないよう速やかに処理をするが、富貴子は鏡子の遺書を見つける。富貴子は鏡子の病室を訪ね、豊樹のことをあきらめるよう辛辣な言葉を浴びせかける。数日後、鏡子は退院。豊樹のものが全てなくなっている部屋を見て、号泣する。六月、豊樹と富貴子の結婚式が盛大に行われる。富貴子は妊娠六ヵ月の身重だったが、気づいた客は誰もいなかった。美晴は鏡子に手切れ金を渡し、豊樹に接近しないという誓約書を書かせる。十月、富貴子が女児を出産。豊樹は病院へ駆けつけるが、その姿を鏡子がじっと見ていた。
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鏡子が野島家のガレージで自殺未遂を起こす。泰造は富貴子に知られないよう速やかに処理をするが、富貴子は鏡子の遺書を見つける。富貴子は鏡子の病室を訪ね、豊樹のことをあきらめるよう辛辣な言葉を浴びせかける。数日後、鏡子は退院。豊樹のものが全てなくなっている部屋を見て、号泣する。六月、豊樹と富貴子の結婚式が盛大に行われる。富貴子は妊娠六ヵ月の身重だったが、気づいた客は誰もいなかった。美晴は鏡子に手切れ金を渡し、豊樹に接近しないという誓約書を書かせる。十月、富貴子が女児を出産。豊樹は病院へ駆けつけるが、その姿を鏡子がじっと見ていた。
No.6
女同士の火花
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富貴子がウェディングドレスの試着に行った帰り、突然、鏡子に呼び止められる。富貴子が豊樹に贈ったダイヤのネクタイピンを差し出した鏡子は、豊樹と同棲していたことを話し、豊樹を奪わないでほしい、と泣きじゃくる。富貴子は妊娠を告げ、豊樹は返さない、ときっぱり言う。富貴子はネクタイピンを美晴に預け、鏡子に会ったことは豊樹に黙っていることにする。翌日、豊樹の誕生パーティが野島家で開かれる。楽しそうに踊る豊樹と富貴子の姿を、鏡子が恨みの目で窓から覗いていた。明け方、野島家の運転手が、ガレージで手首を切って倒れている鏡子を発見する。
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富貴子がウェディングドレスの試着に行った帰り、突然、鏡子に呼び止められる。富貴子が豊樹に贈ったダイヤのネクタイピンを差し出した鏡子は、豊樹と同棲していたことを話し、豊樹を奪わないでほしい、と泣きじゃくる。富貴子は妊娠を告げ、豊樹は返さない、ときっぱり言う。富貴子はネクタイピンを美晴に預け、鏡子に会ったことは豊樹に黙っていることにする。翌日、豊樹の誕生パーティが野島家で開かれる。楽しそうに踊る豊樹と富貴子の姿を、鏡子が恨みの目で窓から覗いていた。明け方、野島家の運転手が、ガレージで手首を切って倒れている鏡子を発見する。
No.5
美味しいダイヤ
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マンションを出た豊樹は、設計事務所で寝泊りする。ある日、妊婦姿の鏡子が事務所に現れる。逆上した豊樹は、鏡子を美晴のところへ連れていく。美晴は鏡子と二人きりで話し合う。鏡子の妊娠が嘘だと見抜いた美晴は、豊樹のことをあきらめるよう鏡子に言い聞かせる。その夜から、泰造の勧めで豊樹は野島家に泊まる。翌日、豊樹は富貴子からプレゼントしてもらったダイヤのネクタイピンを探しにマンションへ行く。果たして、鏡子がダイヤを隠していたが、取り戻そうとすると、鏡子はそれを飲み込んでしまう。豊樹は鏡子が妊婦のふりをしているのに気づく。富貴子が妊娠を告白する。
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マンションを出た豊樹は、設計事務所で寝泊りする。ある日、妊婦姿の鏡子が事務所に現れる。逆上した豊樹は、鏡子を美晴のところへ連れていく。美晴は鏡子と二人きりで話し合う。鏡子の妊娠が嘘だと見抜いた美晴は、豊樹のことをあきらめるよう鏡子に言い聞かせる。その夜から、泰造の勧めで豊樹は野島家に泊まる。翌日、豊樹は富貴子からプレゼントしてもらったダイヤのネクタイピンを探しにマンションへ行く。果たして、鏡子がダイヤを隠していたが、取り戻そうとすると、鏡子はそれを飲み込んでしまう。豊樹は鏡子が妊婦のふりをしているのに気づく。富貴子が妊娠を告白する。
No.4
不気味な妊娠
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鏡子から妊娠を告げられた豊樹は、処置してほしいと頼む。鏡子は拒否。苦しい悪阻にも耐える。そんな折、鏡子は医師から想像妊娠だと告げられ、愕然とする。 豊樹は泰造から、富貴子との結婚の準備を進めることをきりだされる。但し、鏡子との関係をきちんと清算するよう釘をさされる。豊樹は鏡子に別れをきりだす。鏡子は応じず、あくまでも妊娠しているふりを続ける。困った豊樹は美晴にすべてを打ち明けて相談する。そして、鏡子と暮らしたマンションを出て行く。数日後、結婚式の申し込みのため、豊樹は富貴子とホテルへ出向く。そこへ、薄笑いを浮かべた鏡子が・・・。
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鏡子から妊娠を告げられた豊樹は、処置してほしいと頼む。鏡子は拒否。苦しい悪阻にも耐える。そんな折、鏡子は医師から想像妊娠だと告げられ、愕然とする。豊樹は泰造から、富貴子との結婚の準備を進めることをきりだされる。但し、鏡子との関係をきちんと清算するよう釘をさされる。豊樹は鏡子に別れをきりだす。鏡子は応じず、あくまでも妊娠しているふりを続ける。困った豊樹は美晴にすべてを打ち明けて相談する。そして、鏡子と暮らしたマンションを出て行く。数日後、結婚式の申し込みのため、豊樹は富貴子とホテルへ出向く。そこへ、薄笑いを浮かべた鏡子が…。
No.3
秘密の小旅行
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豊樹は初めての無断外泊をする。翌朝、野島家から設計事務所に顔を出すと、心配した鏡子から電話がかかってくる。その日の午後、豊樹は泰造から会社に呼び出される。が、何時間待っても、泰造は現れない。そのうちホテルの設計図を見つけた豊樹は興味にかられて、自分なりの設計図を書き始める。夜半過ぎ、泰造が社長室へ行くと、豊樹が時のたつのも忘れて製図に没頭していた。泰造は豊樹のことを気にいる。二ヵ月後、豊樹は富貴子と熱海へ旅行に行き、結ばれる。豊樹が旅行から帰ると、鏡子から妊娠したことを告げられる。
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豊樹は初めての無断外泊をする。翌朝、野島家から設計事務所に顔を出すと、心配した鏡子から電話がかかってくる。その日の午後、豊樹は泰造から会社に呼び出される。が、何時間待っても、泰造は現れない。そのうちホテルの設計図を見つけた豊樹は興味にかられて、自分なりの設計図を書き始める。夜半過ぎ、泰造が社長室へ行くと、豊樹が時のたつのも忘れて製図に没頭していた。泰造は豊樹のことを気にいる。二ヵ月後、豊樹は富貴子と熱海へ旅行に行き、結ばれる。豊樹が旅行から帰ると、鏡子から妊娠したことを告げられる。
No.2
初の無断外泊
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パーティーで豊樹に一目惚れした富貴子は、数日後、自宅に電話をかける。すると、女性が出たので落ちこむ。そんな富貴子に、美晴は、恋のライバルがいるなら奪えばいい、と発破をかける。富貴子はもう一度豊樹に電話をかけ、明日会いたいと伝える。翌日、美晴の店で、豊樹と富貴子は会う。二人は話がはずみ、今度一緒に旅行へ行こうと盛り上がる。富貴子を家まで送った豊樹は、泰造に勧められるまま野島家に泊まる。母・冬子は豊樹が鏡子と同棲していることを調べていたが、泰造は気にかけなかった。その頃、鏡子はまんじりともせず一夜を明かしていた。
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パーティーで豊樹に一目惚れした富貴子は、数日後、自宅に電話をかける。すると、女性が出たので落ちこむ。そんな富貴子に、美晴は、恋のライバルがいるなら奪えばいい、と発破をかける。富貴子はもう一度豊樹に電話をかけ、明日会いたいと伝える。翌日、美晴の店で、豊樹と富貴子は会う。二人は話がはずみ、今度一緒に旅行へ行こうと盛り上がる。富貴子を家まで送った豊樹は、泰造に勧められるまま野島家に泊まる。母・冬子は豊樹が鏡子と同棲していることを調べていたが、泰造は気にかけなかった。その頃、鏡子はまんじりともせず一夜を明かしていた。
No.1
33歳の焦燥
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看護師の鏡子は三十三歳。お互いに束縛しないという約束で、建築家の豊樹と同棲して八年になる。年齢的なことも考え、鏡子は今、子どもが欲しくてたまらなかった。が、医師から妊娠しにくい体といわれ、焦燥感にかられる。豊樹は蒲原と「団設計事務所」を共同経営していた。若手の建築家のホープで、精力的に仕事に取り組む。ある夜、豊樹は「アルマ建設」のパーティーで、社長令嬢・富貴子と親しくなる。豊樹に一目惚れした富貴子は父・泰造に豊樹を紹介し、パーティーが終わった後、豊樹を割烹料理店「みはる」に案内する。店のママ・美晴は泰造の愛人だった。
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看護師の鏡子は三十三歳。お互いに束縛しないという約束で、建築家の豊樹と同棲して八年になる。年齢的なことも考え、鏡子は今、子どもが欲しくてたまらなかった。が、医師から妊娠しにくい体といわれ、焦燥感にかられる。豊樹は蒲原と「海設計事務所」を共同経営していた。若手の建築家のホープで、精力的に仕事に取り組む。ある夜、豊樹は「アルマ建設」のパーティーで、社長令嬢・富貴子と親しくなる。豊樹に一目惚れした富貴子は父・泰造に豊樹を紹介し、パーティーが終わった後、豊樹を割烹料理店「みはる」に案内する。店のママ・美晴は泰造の愛人だった。
