古畑任三郎 スペシャル 笑うカンガルー
No.1
エピソード1
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数学者にとって最高の栄誉であるアーバックル賞。福岡天神大学の数学者二本松(陣内孝則)と野田(田口浩正)が、これを受賞することになった。日本人としては初めてである。 その授賞式がオーストラリアのホテルで行われた。二本松と野田が出席した。記者のインタビューで、二本松は調子よくしゃべる。野田はむっつりとしている。 コンビニエンスストアのクイズに応募し、オーストラリア旅行が当たった古畑任三郎(田村正和)。今泉(西村雅彦)をともなってオーストラリアにやってきた。ホテルの廊下を歩いていると二本松に出会った。新聞で受賞のことを知っていた古畑は、「おめでとうございます」と二本松に声をかけた。 夜、古畑は今泉、二本松、野田の妻ひかる(水野真紀)と飲んでいた。四人は飲んだり、クイズをやったり、数字遊びをしたりと盛り上がった。そのあと、ひかるの部屋へ行き、トランプ遊び。野田とひかるは別々に部屋をとっていた。野田は部屋で寝ているらしい。みんなでセブンブリッジ。しかし、最後は、人の邪魔ばかりしてると二本松が怒り出して、お開きになった。 ホテルの中庭へ行く階段下で、野田が死んでいた。大騒ぎになる。地元警察のグレグスン警部(ジョー・バクナー)がやってきた。当然、古畑も現場に顔を出した。酔っぱらった野田が、プールへ行こうとして階段から足を滑らせ、頭を打ったという感じだ。つまり事故死である。古畑は死体をおおているシーツをそっとめくってみた。下半身裸だった。海水パンツをはいていない。古畑は、二本松に事故死ではないようだと話した。 古畑は二本松を、野田の部屋に連れて行く。メガネケースの中に割れたメガネがあった。古畑はひかるにも話しを聞く。ひかるは野田とは名ばかりの夫婦だったという。むしろ憎んでいたと話す。野田と離婚し、二本松と一緒になりたいようだ。二本松は古畑に「あなたは奥さんを疑っている。しかし、それはありえない」とアリバイを主張した。 野田が死亡したとみられる夜の十時半頃は、トランプをやっていたのではないかというわけだ。 古畑は「奥さんは犯人ではない」とキッパリ。古畑は野田がスッポンポンだったことにこだわる。だれかが海水パンツを、持っていった。それが犯人、そして男だと断言した。 ひかるの部屋の灰皿から血液反応が出た。ひかるは警察の調べを受ける。事故を主張するひかる。そして、「あの人は関係ない」と二本松をかばう。古畑は、事故を装ったさまざまな偽装工作に挑戦し・・・。
