ロス:タイム:ライフ
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尾元勇蔵物語後編
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尾元勇蔵(温水洋一)の元へ突然、カズ子(岸本加世子)が駆け込んできた。カズ子は彩香(栗山千明)の父親の絡んだ汚職を国会で追及していた議員だったが、そのことで乗り込んできたのではなかった。実はかつて夫婦だった尾元とカズ子。10年前に、尾元が離婚届にサインをして家出して以来の突然の再会だった。そしてカズ子の背後には審判団が。カズ子はロスタイム中だったのだ。離ればなれだった時間を埋めるように語り合う2人。カズ子がロスタイムにしようとしていた事とは・・・!?
No.10
尾元勇蔵物語前編
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職もなく住むところもなかった尾元勇蔵(温水洋一)は、ショーパブで住み込みの仕事を見つけ、なんとか雨風をしのいでいた。同僚の真理子(酒井若菜)らにも慕われて、それなりに平和な日々。そこへ現れた美女・黒崎彩香(栗山千明)。病床の父親の依頼で尾元を探していたという。その父親こそ、戦闘機購入を巡る国家レベルの贈収賄疑惑の中心人物として今世間で騒がれている、道波商事社長・黒崎幸三(田村亮)だった。同時に怪しげな新聞記者(梶原善)や、ある女性国会議員(岸本加世子)らもそれぞれ尾元を探していて・・・?
No.9
ひきこもり編
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三浦謙太郎(大泉洋)は31歳にして実家の自分の部屋にひきこもって生活している。その日も妹・亜矢(小出早織)が、母・智恵子(田島令子)が用意した朝ご飯の磯辺巻きを運んできて、部屋のドアの外に置いていった。謙太郎はすばやく皿を室内に入れるとドアを閉め、餅をひとつ口に入れる。ところがその餅が喉に詰まり、意識が遠のいた・・・と、審判団が現れ12時間という長いロスタイムを提示した。しかし状況を理解できずうろたえた謙太郎は審判団ともみ合いになり、彼らを無理矢理ドアの外へ追い出してしまった。そしてドアと窓にしっかり鍵をかけ、布団に潜り込み眠ってしまう。ところが、12時間が過ぎても謙太郎はいっこうに死ぬ気配がない。慌てる審判団を尻目にゲームをしたり漫画を読んだりといつも通りの生活をする謙太郎・・・。
No.8
部長編
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スポーツ用品メーカーに勤める堀池清美(真木よう子)は若くして広報部部長に抜擢され、仕事漬けの毎日を送っていた。家に帰ることもままならない生活で万年睡眠不足、友人との食事の約束もドタキャンばかりだ。会社では、年上の部下は清美が美ぼうで今の地位を手に入れたとやっかみ、年下の女性部員は清美のようにはなりたくないと仕事の手を抜く。それでも清美は、黙って部下の失敗の尻ぬぐいをし、会社のために全力投球で働いていた。ある日、清美の正義感から出たことばが社長の気分を害し、突然地方の工場への異動を言い渡される。やけになった清美は居酒屋で隣り合わせた尾元(温水洋一)と公園で飲みながら愚痴をこぼす。・・・と過労がたたって心臓発作を起こしあえなくロスタイムに。走り出した清美が向かった先は部下たちのもと。思いをぶちまけ、次に社長に会いに会社へ向かう。そして今日が自分の誕生日だと気付いた清美は・・・!?
No.7
極道の妻編
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竜崎組の姐さん「白水仙の瑠偉子」こと竜崎瑠偉子(常盤貴子)は、夫である組長・竜崎秀雄(吹越満)が、敵対する勝矢組に殺され遺体を運び去られたとの報せを受けた。瑠偉子は衝撃を受けて呆然とするも、若頭の佐竹(三上市朗)や鉄砲玉のタケル(濱田岳)らが口々に仇討ちを叫び出すと、それを一喝。若い衆に手出し無用と釘を刺し、小刀を手にひとりで勝矢組へ向かう。ところが待ちかまえていた刺客に刺され、ロスタイム2時間59分を提示された瑠偉子。愛する男の仇を討つまでは死ねないと走り出し、あとを追ってきたタケルを伴って勝矢組の事務所を目指す。ついに事務所へ乗り込んで組長の勝矢(宅間孝行)と対面した瑠偉子は、そこで事の真相を知って・・・!?
No.6
ヒーローショー編
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売れない役者、北澤光一・35歳(田中直樹)は、オーディションに落ち続け、仕事といえばいつまでたっても遊園地のヒーローショーの悪役しかない。目立ちたがり屋の光一は舞台でやりすぎて、ヒーロー役のいけすかない男(原田篤)からもおねえさん役のみどり(安田美沙子)からも嫌みを言われる始末。ある日一緒に出演していた後輩の大空正樹・23歳(田中圭)がオーディションに合格して連続ドラマのレギュラーが決まったことを聞いた光一は、自分もまだまだこれからと根拠のないポジティブ思考で、恋人の陽子(畑野ひろ子)にあきれられる。そんなとき、光一は不運にも事故でロスタイムに突入。審判団たちに自分が死んだことを確かめた光一は、ロスタイム中になんとかドラマに出たいとテレビ局に押しかけた。警備員に取り押さえられる光一を事務所社長の鬼塚蘭子(片桐はいり)が目撃して・・・。あきらめきれない光一は、せめて1度だけでもヒーローを倒して自分がヒーローになりたいと奔走するが・・・。
No.5
幼なじみ編
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森保甫(伊藤淳史)は幼いころからの夢がかなって、自作の漫画が漫画誌の新人コミック大賞でグランプリを受賞し有頂天だった。受賞作が載っているその漫画誌を何冊も買っては母親にあきれられている。ある日、新作漫画を編集部に届けるため家を出た甫は、大型書店の前を素通りできず、つい入ってしまった挙げ句、また例の漫画誌を手に取っては、たまたまそこにいた他の客(温水洋一)にまで自慢する始末。甫がレジに向かったとき、大爆発が起こった。審判団にロスタイムを提示され、自分が死んだことに気付いた甫。編集部に向かって猛然と走り出したが、途中で行き先を変更し、幼なじみの由香里(美波)の家に向かった。甫はそこで由香里の結婚話を知り、ショックを受ける。落胆し、あてもなく歩いていると、近所の公園で、由香里とばったり会う。しかしロスタイムは刻々と過ぎていき・・・!?
No.4
看護師編
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看護師の松永由紀子(上野樹里)は、結婚まで考えていた恋人・荻野政一(設楽統)に婚約者がいることを知って絶望し、勤務先の病院の屋上から飛び降りた。ところが落下していく途中で審判団が現れ、由紀子のロスタイムが始まる。しかしサッカーのルールもよくわからず、生きる気力もない由紀子は、審判団を振り切って再び屋上に戻ってしまう。するとそこには今まさに飛び降りようとしている男・尾元勇蔵(温水洋一)がいて・・・。何の因果かロスタイムを初対面の尾元と過ごすことになった由紀子。まずは部屋の大掃除をして、元カレにもらったプレゼントは質屋へ、その代金で高級寿司店へ行く。美味しい食事をしながら尾元と話すうち、”死んだこと”を少しずつ後悔しはじめる由紀子。由紀子は「最後のお願い」と尾元を連れ出し、あるところへ向かった。
No.3
スキヤキ編
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井原淑子(友近)は節約術が特技の専業主婦。その日は朝から、長女・理香(田島ゆみか)と長男・健一(永嶋柊吾)から「けち」呼ばわりされた。家事の途中でふとスーパーのチラシが目につく。牛肉のタイムサービスの告知だ。豚肉ではない本物のスキヤキを家族に食べさせようと思い立った淑子は、夫・利彦(松澤一之)にも今夜は直帰するようメールして、スーパーへ自転車を飛ばす。近所の主婦達とのデッドヒートを裏道へと抜け出した淑子は、理香がほしがっていた振袖の展示即売会のポスターに目を奪われ、階段から転落!!・・・というその直前に世界がスローモーションとなり、サッカーの審判団が現れ、淑子に2時間29分というロスタイムを提示した。淑子は、自分がまもなく死ぬということは理解したものの、再び牛肉を買うためにスーパーへ急いだ。タイムサービス開始に間に合った淑子は、主婦達の激しいせめぎ合いの列に割り込むが・・・!?
No.2
刑事編
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新米刑事の都並浩太(小山慶一郎)は意気揚々と初出勤するが、配属先が空き巣やひったくりを扱う捜査第三課と知って落胆する。ドラマに出てくる刑事のように、凶悪犯を捕まえて取り調べることを夢見ていたのだ。 都並は引退間近のベテラン刑事・五味慎三(平泉成)について捜査に出かける。何を追っているのかも知らされないまま、五味と一緒に喫茶店に入った都並。と、窓越しに見える路上に怪しい男の姿をみとめるや五味は目の色を変えて店を飛び出した。驚いた都並は後を追った。袋小路に追いつめられた男は、やおら拳銃を取り出し、都並に向かって発砲した。とっさに都並も男に向け引き金をひくが・・・。すると都並の目にロスタイムが表示された電光掲示板とサッカーの審判団が飛び込んできた。残された時間は3時間21分。男の指紋を採り、走り出す都並。 男の素性を調べるうちに、男と五味の意外なつながりが見えてきて・・・!?
No.1
カメラマン編
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中山春彦(瑛太)は「現場で死ねたら本望」と言う報道カメラマン。事故や事件の現場では危険をかえりみず誰よりも前へ出て行って、臨場感のある写真を撮ることだけを考えている。ある日、夕刊紙のデスク・篠田(小市慢太郎)からの「麻薬取引のガサ入れがある」という情報を元に、とあるクラブに潜入した中山。カメラを手に奥へ進んでいくと、強面の男と鉢合わせしてしまう。隙をついて逃げ出した中山だが、裏路地で別の男に発砲される。ところが、中山が目を開くと弾丸がスローモーションになっており、電光掲示板を掲げたサッカーの審判団が現れた。提示された中山のロスタイムは4時間17分。人生最後の写真を撮るべく走り出す中山。しかしそう都合良く事件が起きるはずもなく、篠田には写真の撮り方を否定され、愕然とする中山。憔悴(しょうすい)して部屋に戻ると、ふと昔の彼女・岩田百合子(吹石一恵)を思い出して・・・。

