なぜ、生きるか。 杉良太郎81歳
もしかしたら、生まれた日から「人が生きる意味」を考えていたのかもしれない。杉良太郎81歳がたどってきた芸能・福祉の苛烈な人生を描きながら、その答えに迫る。
12月29日 月曜 18:00 -19:30 BSフジ・181
雨が降りしきる街を黙々と行く男の背中。
見ず知らずの人の家々を訪ね歩き、一人一人に特殊詐欺への注意を呼びかける杉良太郎81歳。
手に入れたいものは金や名誉ではない。
ただひたすら、暮らす人たちが穏やかな日々を送れるよう願い歩を進める。
「遠山の金さん」で名を売ってスターダムに上り詰めた芸能人杉は66年間、人知れず私財をなげうって福祉活動に没頭してきた。
海外では孤児院で自活できるサイクルをつくり、体の不自由な子供たちも支援した。
日本で一度災害が起きれば支援物資を満載して駆けつける。
誰に頼まれたわけでもないのに、不器用にも映るその生き方は日本の政治家たちの注目を集めた。
法務省からは全国刑務所の職員や受刑者の処遇改善を任され、警察庁からは特殊詐欺をはじめとした防犯対策を。厚労省からは国民の健康を担う施策を任された。
普通に生きていたならば知ることもなかった人たちの喜びや悲しみ、そして壮絶な真実。そんな歳月を生きて杉良太郎は己の魂に問いかけている「人は、なぜ生きるのか」


