栄光の名馬たち(レモンポップ) #429🈑
「レモンポップ」
12月9日 火曜 17:00 -18:00 グリーンチャンネル
◎レモンポップ
主な勝ち鞍:フェブラリーS(2023年)、チャンピオンズC(2023年、2024年)、マイルCS南部杯(2023年、2024年)、さきたま杯(2024年)他
通算成績18戦13勝
レモンポップは栗毛の牡馬で、Mr. & Mrs. Oliver S. Tait生産の米国産馬です。父はLemon Drop Kid、母はUnreachable。馬主はゴドルフィン、管理したのは田中博康調教師(美浦)です。
2020年11月に東京競馬場・ダート1300mの2歳新馬戦を勝利。脚部不安による長期休養の後、2022年にオープン入りを果たしました。2023年1月の根岸Sにて重賞初制覇後、次走にフェブラリーSを選択。道中は4、5番手の好位に控え、直線でスムーズに追い出すと、そのまま後続を完封してG1初制覇を成し遂げました。秋はマイルCS南部杯を大差で逃げ切り圧勝。
次走のチャンピオンズCでも大外15番枠からの発走・初の1800m戦にもかかわらず逃げの手を打ち、先頭を譲ることなく勝利を収めました。翌2024年はさきたま杯・マイルCS南部杯と連勝すると、ラストランとして連覇のかかるチャンピオンズCに駒を進めます。レースでは好スタートから先頭を譲らず、そのまま後続を引き連れて直線へ。猛追するウィルソンテソーロをハナ差凌ぎきり、史上2頭目の連覇という偉業で有終の美を飾りました。
国内では16戦13勝・2着3回という輝かしい成績を残し、2023年度・2024年度のJRA賞最優秀ダートホースに選出された本馬。引退後は北海道日高町のダーレー・ジャパンスタリオンコンプレックスで種牡馬となり、本馬のようなダートで大きな存在感を示す産駒の登場が期待されています。