あれから10年　これから10年▼File．136　岩手県宮古市／中嶋一幾さん

東日本大震災時に十代だった若者を取材、「被災から現在～これからの10年」を伝えます。今回は当時高校3年生だった岩手県宮古市の中嶋一幾さんです。

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震災発生時、中嶋一幾さんは高校３年生。自宅で地震に遭った。津波警報を受けて直ぐに近くに住む祖母を迎えに。腰の高さまで迫る津波や漂流物に行く手を阻まれながらも祖母を背負ってなんとか近くの郵便局の上階に避難、かろうじて難を逃れた。幸い自宅は無事だったが、電気や水道などは全て止まった。先に復旧した親族の家で１週間ぶりに入ったお風呂は「めちゃくちゃ気持ち良かった」と笑顔で話す中嶋さん。ライフラインの大切さ
を身に染みて感じた瞬間だった。中嶋さんは現在、宮古市の観光協会で主に地元の食材をＰＲするイベントの企画運営を担当。大学卒業後は市外の企業に就職したが、休みになると「宮古の海」に会いに帰省していた。その度に「このまま市外で働いていてよいのか」「宮古のよさをもっと広めるべきではないのか」と自問自答。そんな時、宮古市の魅力を発信できる場として観光協会を知り、故郷への恩返しをするべく転職を決意した。

• 出演者

  【ナレーター】桜坂美穂

• 監督・演出

  土岐真大

• 制作

  2024年

• おしらせ

  ＊この番組はＨＤ放送からのアップコンバートです。

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  土岐真大

• 番組公式サイト