ドラマ

🈑<サスペンス劇場>十津川警部夫人の旅情殺人推理

警視庁の有名刑事である十津川警部の妻で、インテリアデザイナーの直子の活躍を描く萬田久子主演のシリーズが登場!

5月7日 火曜 12:00 -14:00 BSフジ4K

大学助教授で、政治評論家・小野実行(鹿内孝)主催のバザーが児童公園で開かれ、にぎわっている。OLで、インテリアスクールの生徒、広田ユカ(川越美和)や木島多恵(粟田麗)らも手伝いにやってくる。  その二人を追ってきたマスク姿の男、近藤真一(室井誠明)が、多恵のバッグを引ったくり、逃げようとするところへ、警視庁の有名刑事・十津川警部の妻、直子(萬田久子)が立ちふさがる。
 数日後、ラブホテル街で盗み撮りしていた近藤が、タオルで巻いたブロンズ像で殴られ、鍵を盗まれた上住まいを荒らされ、脅しのネタにしていた男女のネガを取られてしまう。  翌日の昼、インテリアスクールで講義中の直子は、多恵から友人のユカ宛ての手紙を見せられる。「あなたは間もなく不慮の死を遂げる。断崖から転落する」と書かれている。
 ユカが実家のある南紀白浜へ帰ったことを知った直子は、断崖のある白浜の風景を思い浮かべ、白浜へ行くことにし、多恵や直子の幼なじみで小料理屋の女将・花園裕子(山村紅葉)も同行することになる。  石神井公園東署の小山刑事(石丸謙二郎)は、多恵から話を聞くため、南紀白浜へ駆けつけるが、一人で千畳敷へ出かけた多恵が殺された後だった。ハンドバッグの中が物色された形跡がある。
 ユカのことを心配する直子に、ユカの同僚から六本木でユカを見かけたとの連絡が入る。見張る直子と小山刑事の前にサングラスをかけたユカが現れ、マンションへ消える。ユカはここでは有田みどりと名乗っている。  教え子の女子大生の自殺をはじめ、小野の女ぐせの悪さや破産した多恵の父親が急激に羽振りがよくなったことなどから直子の父で、元石神井公園東署刑事の西山栄太郎(藤岡琢也)は、大胆な仮説を立てる。
 ユカは小野の愛人。自殺した女子大生の遺書を手にした多恵の父親が、それをネタに小野から金を脅し取っていたというのだ。ネタを父親から多恵が預かっていたとすれば、バッグを狙われた説明もつく。  だが、ユカは小野との愛人関係を否定する。しかし、駆けつけた小野の妻、和子(大谷直子)は、夫の小野がユカにたぶらかされていたと言うのだが…。