ドキュメンタリー/教養

ゼロカーボンへの挑戦〜北海道で進むこと🈞▼奥尻と札幌2つのマチが挑む脱二酸化炭素

2050年までに温暖化効果ガス排出ゼロを目指すために!人口200 万人のマチで実現の可能性は?そして奥尻は島中のCO2 排出を実質ゼロに!

9月21日 土曜 2:30 -3:00 TVh1

2050年までにゼロカーボン=温室効果ガス排出ゼロを目指すため、太陽光や風力、地熱などの5種類の再生可能エネルギーの普及を拡大させる取り組みが日本各地で進んでいます。北海道内での取り組みには特に注目が高く、2022年にはそのモデルとなる「脱炭素先行地域」として、第1回で石狩市・上士幌町・鹿追町、第2回で札幌市・奥尻町が選ばれました。5市町が選ばれるのは47都道府県で最多です。※共同提案をのぞく
人口2,300人の奥尻町が挑戦するのは「全島脱炭素」。島では地元企業が2017年からバイナリー発電を行っていますが、それに加えて風力と太陽光発電を整備し、島の電力をすべて再生可能エネルギーでまかなう構想です。EV=電気自動車の導入も進め、「他のマチにできないことをやれば全国から人がやってくる」ことを目指し、関係人口の増加にもつなげたい考えです。
人口約200万人の札幌市は「ゼロカーボンシティ」を宣言。2050年に温室効果ガスを実質ゼロにするため、電力消費量に占める再生可能エネルギーの割合を50%にすることを目標にしています。また中心部の新築ビルで消費するエネルギーを実質ゼロにすることを目指す他、木質バイオマスのコージェネレーションシステムで、暖房の効率化を進めます。北海道初のバスやトラックにも対応した水素ステーション整備も進んでいます。