ドラマ

🈑エルピス ―希望、あるいは災い― 「第5話、第6話」

松本良夫死刑囚(片岡正二郎)の再審請求が棄却された。岸本拓朗(眞栄田郷敦)たちも特集の続編を制作することを禁じられるが…。

7月3日 水曜 16:00 -18:00 BSフジ・181

「第5話」 松本良夫死刑囚(片岡正二郎)の再審請求が棄却され、責任を感じたチェリー(大山さくら/三浦透子)が自殺を図る。 しばらくすると、岸本拓朗(眞栄田郷敦)たちも特集の続編を制作することを禁じられ、あらがえない大きな力に脅威を感じた浅川恵那(長澤まさみ)は、制作中止の理由も問わぬまま、上層部の決定を静かに受け入れる。だが、世間の反響が大きく視聴率も良かっただけに、拓朗はどう
しても納得できない。 行き場のない正義感をまとった拓朗は、単独で、事件の目撃証言をした西澤正の身辺を調べ始める。すると、西澤がかつて、事件のあった八頭尾山のふもとの町に住んでいたことが判明。さらに現地で聞き込みを続けると、西澤の息子・健太の親友だという男が現れ、西澤の新たな顔が浮かび上がってくる。そこに、いちるの望みをかけた拓朗は、男を介して、ある人物に接触を試みることに…。 一方の恵那は、
元恋人の斎藤正一(鈴木亮平)と再び良好な関係を築き始めていた。その矢先、同期で報道部の滝川雄大(三浦貴大)から、斎藤が警察に多大な影響力を持つ、とある大物政治家と親密な関係であることを聞かされて…。 「第6話」 西澤正が「松本良夫死刑囚(片岡正二郎)を見た」というのはうそだった―。逮捕の決め手となった目撃証言が覆された事で、再審は現実味を帯び、浅川恵那(長澤まさみ)は再び奮い立つ。さらに、
岸本拓朗(眞栄田郷敦)がつかんだこの事実は、かつて報道局に在籍していた村井喬一(岡部たかし)の魂にも火をつけ、事が事だけに報道部に任せるべきだという恵那や名越公平(近藤公園)の言葉をよそに、村井は『フライデーボンボン』で大々的に報じると宣言する。 オンエア後、日本の司法を揺るがす新事実に世間の反応はすさまじく、あらゆるメディアが動き出し、情報提供者である西澤の元妻・吉村由美子も不安を隠せない。
さらに、恵那たちの考えがいかに甘かったかを思い知らされる取り返しのつかない事態が起きてしまう。 社内では緊急幹部会が行われ、この大事な局面に、恵那が局の看板番組である『ニュース8』に“事件を追っていた記者”として出演する事が決まる。 本来なら古巣への凱旋出演を喜ぶところだが、恵那の中には、斎藤正一(鈴木亮平)が副総理大臣の大門雄二(山路和弘)とつながっていると知ったときから、ある疑念が。
その不安を払拭するべく、恵那は出番を待つばかりであった…。