ダイドーグループ 日本の祭り

ドキュメンタリー/教養

ダイドーグループ日本の祭り 海渡る千年の縁 瀬戸内・祝島 神舞神事

コロナ禍を経て8年ぶりに開催された上関町祝島の神舞神事。深刻な高齢化で日程を縮小しての開催となったが、島で育った若者らが中心となり伝統を繋いでいく。

9月29日 日曜 16:00 -16:55 山口放送1

瀬戸内に浮かぶ上関町祝島、4年に1度の神舞神事では50キロの海を隔てた大分県国東市の伊美別宮社から神職を船で迎え神楽を奉納する。伝統の櫂伝馬船に乗った男達が先導し、舳先では勇壮な舞を披露する。その一行を三味線や太鼓を抱えたシャギリ隊が島で華やかに出迎える。海を隔てた祝島と伊美の絆は1100年以上前に遡る。コロナ禍を経て今年は8年ぶりの開催となったが、高齢化で担い手不足が深刻だ。
日程の縮小を余儀なくされ、島民が人力で立てていた立派な仮神殿は簡易的なものを小学校の体育館に設けるだけとなった。祭りを支えたのは、島で育った若者たち。故郷の伝統と向き合う姿を記録した。