テレビ寺子屋

ドキュメンタリー/教養

🈐テレビ寺子屋【木育おもちゃで「感性」子育て/多田千尋】

木のおもちゃに触れることで、子どもの「感性」を育てる。東京おもちゃ美術館元館長の多田千尋さんのお話です。

3月29日 日曜 5:30 -6:00 石川テレビ1

🈐テレビ寺子屋【木育おもちゃで「感性」子育て/多田千尋】

「木育(もくいく)」とは、木に親しみ、木を活かし、木と共に生きていく取り組みのことです。「感じる力」と「表現する力」の両方を兼ね備えた「感性豊かな子ども」を育てるために「木育」は大きな役割を果たしてくれます。子どもを育てるにあたって、江戸時代には「読み書きそろばん」が主流でした。でも明治に入り、読み書きそろばんだけでは足りない、ということで「感性」を育てる「芸術」という分野が入ってきました。
芸術の中でも音楽の分野で紹介したいのが、適当に叩いても必ず琉球民謡になる「レラ抜き木琴」です。琉球音階はレとラを除いて構成されているので、この木琴なら楽譜を読めない子どもでも簡単に琉球民謡の雰囲気を醸し出せます。子どもだけではなく、沖縄の老人ホームでは90歳近いおばあちゃんが楽しそうにこの木琴を叩き続けていました。すると、隣に座っていた90歳のおじいちゃんが立ち上がり、両手を上げて踊り出すのです。
それを見た新人の作業療法士さんが「あのおじいさんのリハビリを担当していますが、両手が肩より上に上がったのを初めて見ました」と言いました。「心が動けば体が動く」ということなのか、木のおもちゃで遊ぶことによって人間が持つ「感性」が蘇ってくるようです。「木育」の初めの一歩として、ぜひ木のおもちゃで遊んでみてください。子どもの「感じる力」と「表現する力」を養って、「感性」を育てていただきたいと思います。

  • 出演者

    講師/多田千尋(東京おもちゃ美術館元館長)  司会/北村花絵(テレビ静岡アナウンサー)  手話通訳/石川ありす