時代劇「伝七捕物帳」 第2話「血染めの証文」
“十の悪を捕えるより、一の悪を犯させねぇ!”
「黒門町の伝七」を中村梅之助が演じる人間の深層心理を掘り下げた粋な捕物時代劇【1979年】▽途中「天気予報」あり
3月25日 水曜 8:30 -9:30 tvk1
越後屋の主人が自殺した。伊呂波屋から借りた莫大な借金が返せなくなったためらしい。同じ伊呂波屋から借金をした大店の主人が自殺する事件が相次ぎ、裏に何かあると睨む伝七は、ある日、浪人者に襲われていた辰巳屋の番頭・十兵衛を助ける…。
中村梅之助の明るい庶民的なキャラクターに負う所はもちろんだが、あくまでもペーソスとユーモアにあふれた人情ドラマ。時代劇にホームドラマの楽しさを持ち込んだことで、所帯持ちとなった伝七の家庭生活がドラマの中で随所に描き出されている。また、ドラマの背景に流れる江戸市井の人情と風俗をきめ細かに描こうというもので、江戸の面影、風物詩、そしてそれらの中から生まれた庶民性が、ドキュメント風に表現される。
さらに、ごくあたり前の人間の中に巣食う犯罪への指向を事件の本質とすることで、極悪非道な犯罪者による惨劇ばかりを描くのでなく、現代人に共通する弱者の犯罪、心理などにもスポットを当てる。【全30回】



