<時代劇名作選>座頭市物語 第13話「潮風に舞った千両くじ」🈑
名優・勝新太郎が主演を務める大ヒット時代劇「座頭市」シリーズ!今回は、ゲストに原田芳雄・赤座美代子が登場!
2月14日 土曜 7:30 -8:30 BSフジ・181
最近、将軍家に慶事があり、安房・上総一帯の大親分で小湊の茂十殺しの罪で島送りになっていた、五郎蔵(小池朝雄)一家の勝浦の新助(原田芳雄)も刑期半ばで御赦免となった。
生まれ故郷を目指してまっしぐらの新助は、道中、久しぶりの酒に酔っぱらい、座頭市(勝新太郎)に介抱される。
律儀な新助は、せめてもの礼心に、何の気なしに貰った成田山新勝寺の富くじの札を市に与えて去った。
ところが、何とこれが一等千両の当たり札。
酒飲みの世話に千両はいくら何でもべらぼう過ぎる。やはり律儀な市は、新助のあとを追った。
三年ぶりに娑婆の土を踏んだ可愛いはずの子分、新助の姿を見て、五郎蔵は懐かしがるどころか、少なからずうろたえる。
恩赦による刑期の短縮は、とんだ計算違いだった。
実は茂十殺しは、茂十の縄張りを虎視眈々と狙う五郎蔵の仕組んだ罠だったのだ。
悪らつな五郎蔵は、単純な熱血漢の新助をけしかけて茂十を殺させ、思惑通りに縄張りを手に入れたばかりか、かねてから横恋慕の新助の女房おはま(赤座美代子)をもまんまと自分のものにしていた。
おまけに、おはまの手引きで、新助の妹お初(武原英子)を好色な悪代官佐上(浜田寅彦)に取り持つ筋書きも出来上がっていた。
親分の情婦のぜいたく三昧になれきったおはまは、すっかり心のすさんだ女になっていた。
五郎蔵は、新助を追ってきて一家に草鞋を脱いだ市に、新助を殺す相談を持ちかける。
「目は見えなくても、いい奴と悪い奴の区別はつきます」。
せっかく届けてやった富くじを「一度人にやったものは絶対に受け取らない」と、あくまでも突っ返す意地っ張りの新助に男の友情を感じる市は、彼に味方して、並みいる五郎蔵一家を敵にまわす。

