日本のチカラ
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日本舞踊とメープルシロップ 〜国際結婚で私を知った〜
2月15日 日曜 3:30 -4:00 TOKYO MX1
妻は日本舞踊の家元、夫は母国のメープルシロップを販売するカナダ人。札幌で暮らす2人は、結婚21年目を迎えます。出会いは東南アジアのタイ…意気投合して翌年結婚…その披露宴で起きた「ある出来事」が人生の転機に…。こう書くだけでもロマンチックな夫妻の人生は去年、さらなる展開を見せました。
夫のマークさん(56)が札幌の隣町、当別町に工房を作ったのです。「北海道産のメープルシロップを作りたい」。故郷のケベック州から技術者を招き、製造機も輸入。マークさんはかねてから近くに自生するイタヤカエデの森を歩き、良質な樹液が取れそうな木をチェックしてきました。「北海道を代表するブランドにしたい」と意気込みます。
一方、妻の和香(わこう)さん(46)は大きな公演に臨みます。大正時代に作られた小樽の能舞台。ここでの初公演で和香さんが試みたのは「舞踊と映像の融合」。幻想的なイメージ映像をバックに踊る和香さんは観客を魅了しました。「伝統を守るだけではなく、新しい表現を模索していくことが、日本舞踊のすそ野を広げていく」…和香さんはそう考えています。
今年3月、マークさんが初めて作る「北海道メープル」。製造機の中に樹液を入れ、薪で煮詰めて2時間。湯気を上げる出来立てのシロップを口に含むとマークさんは笑顔で一言…「しあわせ」。5月、マークさんと和香さんはメープル工房で春祭りを開催。大勢の人が訪れ、会場限定で販売された「北海道メープル」は瞬く間に完売しました。
それぞれの道を追い求めながらも、しっかりと支え合う、夫妻の「愛の讃歌」です。

