あなたを忘れない 〜朝鮮からの満州移民〜

ドキュメンタリー/教養

第40回 民教協スペシャル 「あなたを忘れない 〜朝鮮からの満州移民〜」🈑

日本の植民地時代の朝鮮から満州へ渡った人々…貧困や抑圧から逃れるための移民は、やがて日本の戦時体制に組み込まれていきます。その知られざる史実をひも解きます。

2月7日 土曜 10:30 -11:25 テレビ朝日

戦後80年を過ぎた今も、日本の戦争史から取り残されたままの「歴史の空白」に光をあてます。戦争中、中国の東北部に13年だけ存在した国、満州国。実際は日本が支配する国でした。日本政府は20年で500万人を入植させる国策「満蒙開拓」を進め、全国から約27万人が海を渡りました。1945年8月9日、ソ連軍が侵攻し、満州は戦場に。女性や子どもを中心に約8万人が犠牲となり、戦後も中国残留孤児の苦難が続きます。
一方、日本統治下の朝鮮から満州へ移り住んだ人たちの存在は、ほとんど知られていません。1910年の日韓併合で日本による朝鮮の植民地支配が本格化すると、貧しさや抑圧から逃れるため、人々は故郷を離れ満州をめざしました。1930年代後半になると、日本の戦時動員体制に組み込まれ、満州への移民も朝鮮総督府や関東軍が主導して、軍事的な目的で推し進められます。満州の入植地で待っていたのは厳しい生活でした。
日本人は一等国民、朝鮮人は二等国民、中国人は三等国民とされ、日本人の抑圧を受けながら、中国人を支配するという加害者の側に立つことにも…。こうした朝鮮人満州移民の知られざる歴史を、当事者たちの証言で記録しようとする人がいます。移民の子孫である研究者と写真家。証言、体験者への取材などを手がかりに、国家と民族のはざまで苦難の時代を生きた人々の人生をひも解き、日本の侵略と植民地支配の実像に迫ります。