日本のチカラ

ドキュメンタリー/教養

日本のチカラ#459🈑 「鶴」ヒロシマから旧ソ連の反戦歌

被爆地・広島がルーツの反戦歌…日本人がほとんど存在を知らない曲があります。1968年に作られた「鶴」。ロシアやウクライナで多くの人が歌うことができる大ヒット曲。

1月26日 月曜 10:25 -10:55 南海放送1

被爆地・広島がルーツの反戦歌…日本人がほとんど存在を知らない曲があります。1968年に作られた「鶴」。実はロシアやウクライナで多くの人が今も歌うことができる大ヒット曲。ウクライナ侵攻が続く中、「鶴」に込められた思いや誕生の経緯を探りその歌を日本語で歌い平和を願う女子中学高校生の日常を「音楽のチカラ」で描きます。
「鶴」は旧ソ連を代表する詩人ラスール・ガムザードフが1965年に広島で開催された原水爆禁止世界大会に新聞の特派員として出席した際、被爆した佐々木禎子さんの話に心動かされ作詞…禎子さんは2歳のときに被爆、健康回復を願い薬の包み紙で折鶴を折り全快を願いながらも亡くなりました。そんな背景を持つ「鶴」は旧ソ連の終戦記念日などで今も歌い継がれています。
モスクワや旧ソ連の国々には鶴の像が15か所以上あり、平和の象徴。広島の伝統校で被爆の惨禍に見舞われた安田女子中学高等学校が、3年前「鶴」の合唱に取り組みました。指揮したのはロシア音楽に造詣の深い世界的に著名な西本智実さん。ウクライナ侵攻が続く中、生徒たちに合わせ歌いやすいように編曲、歌詞も変えて指導。部活動として「鶴」合唱に取り組む生徒たち…。
ある日、多忙な中…西本さんは広島を訪れ生徒たちと直接会い、思いを伝えます。澄み切った青空のもと「鶴」を原爆ドームの対岸で合唱する生徒たち。被爆地で暮らすふつうの若者が自分なりに平和を考え、願いを届けようとする日常を追いました。