第495回 上海やきそば
“ふつうで美味しい”とは、今日も明日も美味しくて、10年後も食べたいと思う味。
日本各地のおいしいものを40年食べ歩いた、元「dancyu」編集長・植野広生が、大好きなお店の“ふつうで美味しい”料理を教えてもらい、「植野食堂」のお品書きに加えていきます。
今回訪れたのは、東京・神楽坂にある町中華の名店「宝龍」。
初代が上海料理をベースに築き上げた味を受け継ぎ、現在は2代目・進さん夫妻、3代目の靖一さん、弟の哲也さんと、家族一丸となって店を切り盛り。
“真心を込めて作る”という初代の思いが、現在も一皿一皿に丁寧に息づいています。
今回教えていただくのは、70年以上変わらぬ味を守り続けてきた看板メニュー「上海焼きそば」。
事前にゆでた麺に、毎日仕込むスープと醤油の旨みをたっぷり吸わせ、もちもちとした食感とやさしいコクを生み出します。
派手さはないけれど、食べ進めるほどに染み入る、まさに“町中華のごちそう”です。本日も作り手たちの優しさをお腹いっぱいいただきます。
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