テレビ寺子屋

趣味/教育

🈐テレビ寺子屋【うまいように死ぬために うまいように生きる/鎌田實】#2465

亡くなった時、病室が大きな拍手に包まれたある男性の生き方とは。医師で作家の鎌田實さんが考える、最後に「いい人生だった」と思える「うまい生き方」のお話です。

1月18日 日曜 6:30 -7:00 テレビ静岡

🈐テレビ寺子屋【うまいように死ぬために うまいように生きる/鎌田實】#2465

人は限りある命を生きていて、必ずいつか「死」が訪れます。「いい人生だった」と最後に思えるよう上手に人生をしまうためには、「うまいように生きる」ことが大切です。ある80代のおじいちゃんが緩和ケア病棟に入院してきました。農業をしていたその男性は言いました。「農機具も肥料も一番いいものを使って最高の野菜を作る、それが俺の人生だった。でもあるとき、人生をギアチェンジしなくちゃいけないと思ったんだ」。
仕事ばかりしていたと気づき、一人で世界に飛び出しました。旅は面白く、言葉が通じなくても身振り手振りでなんとかなると知ったそうです。彼が息を引き取るとき、友達や親戚や家族が大勢集まりました。僕が亡くなったことを伝えると、長男と親友が拍手を始め、他のみんなもつられるように、病室は大きな拍手で包まれたのです。50年間医師をやってきて、こんな光景は初めてでした。みんなに素敵な人生だと思われていたんですね。
彼からとても大事なことを学びました。ある年齢を過ぎたら人生終わりということはない、人生にはギアチェンジをする時がある。70歳の下り坂なら「セカンド」にチェンジしてゆっくり走ってもいい。人によっていろんなギアチェンジの仕方があって、それが人生を豊かにしていく。うまいように死ぬためには、うまいように生きること。最後に後悔がないように生きて、自分の人生を終える。それが、上手な人生のしまい方だと思います。

  • 出演者

    講師/鎌田實(医師・作家)  司会/北村花絵(テレビ静岡アナウンサー)  手話通訳/石川ありす

  • ご案内

    【番組ホームページ】 http://www.sut-tv.com/show/terakoya/