-
この番組の放送は終了しました
日本のチカラ
ドキュメンタリー/教養
日本のチカラ#457🈑師匠と弟子 伝統をつなぐ。〜大堀相馬焼 荒野からの再始動〜
大堀相馬焼は、福島県浪江町の大堀地区で、江戸時代から約300年続く伝統工芸品です。しかし、2011年3月の東日本大震災の影響で、大堀地区は、帰還困難区域に。
1月12日 月曜 10:25 -10:55 南海放送1
大堀相馬焼は、福島県浪江町の大堀地区で、江戸時代から約300年続く伝統工芸品です。特徴は、焼き物全体に広がる『青ひび』、力強い『馬の絵』、保温効果があるとされる『二重構造』。縁起物として贈り物としても人気があり、大堀相馬焼は地域を支える産業でした。しかし、2011年3月の東日本大震災、そして福島第一原発事故の影響で、大堀相馬焼の産地・福島県浪江町大堀地区は、帰還困難区域に。
約20軒ほどあった窯元は、避難を余儀なくされました。そして何年も人が帰らないうちに、大堀地区は草木が伸び、荒野となってしまいました。震災から13年が過ぎた2024年、国が大堀地区での伝統産業の再開を許可し、帰還したのが、陶吉郎窯の近藤学さん、71歳。「崩壊した大堀相馬焼の産地を、もう一度、再構築する」と語り、残りの人生をかけて、大堀地区に10軒以上の窯元を自立させようとしています。
再構築に欠かせないのが、若い後継者。近藤さんは帰還後、浪江町や福島県に協力を求め、大堀相馬焼の後継者インターンを実施しました。全国からの応募者は約60人。その中から2人を弟子第1期生として、2025年春、迎え入れました。
福島県郡山市出身の伊藤礼香さん24歳(取材当時)と、神奈川県平塚市出身の青木映真さん22歳(取材当時)。それぞれ大学・大学院を終えてすぐの弟子入り。社会経験もなく戸惑う日々ですが、「大堀で自分の窯を持つ」という大きな夢に向かって、1歩1歩前進する毎日です。荒野からの再始動。大堀の地で伝統をつなごうと奮闘する師匠と弟子を追います。