京都知新

ドキュメンタリー/教養

京都知新 新春スペシャル2026 京都 美の創造者たち

能面師、美人画家、書家…細部に宿るそれぞれの“美意識”。今年500回の放送を迎える「京都知新」が、これまでの放送で取り上げた3人の美の創造者たちに迫る

1月4日 日曜 6:15 -6:45 MBS毎日放送

京都知新 新春スペシャル2026 京都 美の創造者たち

切れ長の目、凛とした顔立ち、西洋的なアールデコの中に、日本女性が持つ美しさが表現された、唯一無二のたおやかで華やかな雰囲気をまとった女性。ノエビア化粧品の広告にも起用された「鶴田美人画」は、ひとたび見れば忘れることのできない強烈な印象を放っています。作者は、90年代にコマーシャル・アートの先駆者として人気を博した現代美人画の第一人者、現在京都に創作の拠点をうつして活動している画家 鶴田一郎さんです。
「自分にとってのミューズ・女神を描きたい」 鶴田さんの美人画は特定のモデルではなく、女性を何より美的な存在として捉えたものです。インスピレーション源の一つは、江戸時代当時の女性たちの美しい表情やしぐさを追求した浮世絵です。鶴田さんはその流れを受け継いで、現代に生きる美しい女性たちを独自の視点で描いてきました。画業45年、およそ2年に渡る密着取材を通して、その制作風景と想いに迫ります。
そのほか、能面に造形を超えた美を見出そうとする能面師・宇髙 景子さん、時代を超えて受け継がれる美しい日本の文字を後の世に広く伝えるため、様々な活動に取り組む書家・川尾 朋子さん、2026年に500回の放送を迎える「京都知新」が、これまでの放送で取り上げた3人の美の創造者たちを特集します。