ドキュメントJ

ドキュメンタリー/教養

ドキュメントJ▼ふるさとは桃源郷

人口減少と高齢化は全国的な課題だが、地方においては特に顕著だ。限界集落一歩手前となっている、静岡県沼津市の井田地区の人々の故郷を愛する純粋で美しい心を映し出す。

1月4日 日曜 10:00 -11:00 BS-TBS 4K

ドキュメントJ▼ふるさとは桃源郷

人口減少と高齢化は全国的な課題だが、地方においては特に顕著だ。 国の推計でも2050年までに、現在人が住んでいる地域の約2割が無居住化すると予測されている。 〈地方消滅〉は、もうすぐそこまで来ている。 静岡県沼津市の井田地区は、海と山に囲まれた小さな集落だ。 昭和中期に150人ほどいた住民は現在51人。住民の7割が高齢者で限界集落の一歩手前だ。 この場所に生まれ、故郷を守ろうと16年前に帰郷した男
性がいる。天野喜一朗さん、56歳。 天野さんは東京の大学へ進学、就職をしたものの、39歳で故郷の井田に戻ってきた。 その後結婚し、今は小学校とこども園に通う4人の子どもがいる。井田唯一の子どもだ。 井田でダイビングショップを経営、さらに、地元の人と協力して地域おこしにも取り組む。 「いま私達が頑張らないと井田は絶えてしまう」 故郷の存続を願う人々の、故郷を愛する純粋で美しい心を映し出す。