剣客商売〜御老中暗殺〜

ドラマ

新春スペシャル時代劇🈖 剣客商売 御老中暗殺

1月1日 木曜 19:00 -20:55 KBS京都

諸国を巡って修行の旅から江戸に戻り、父・秋山小兵衛(北大路欣也)の世話で道場を構えた秋山大治郎(斎藤工)は時の老中、田沼意次(國村隼)が催した剣術試合で無名ながらも七番も勝ち抜き、意次をはじめとして場の注目を集める。後日、その大治郎のもとに家名は伏せられたが大垣四郎兵衛と名乗る男がやって来る。先日の剣術試合での活躍を見て、大治郎に腕を見込んでの頼みがあるという。
ある人物の両腕を切り落とすのではなく、骨をたたき折ってもらいたいというのだ。前金で五十両出すというが、肝心のどこの誰を相手にするのかを教えない。結局、大治郎はその話を断るのだった。翌日、父・小兵衛に前夜起こった話をしに行く大治郎。依頼を引き受けなかった大治郎の世渡り下手ぶりにいささか歯がゆさを感じる小兵衛はあれこれ助言した後に下女のおはる(貫地谷しほり)に手をつけたと告白し大治郎を驚かすのだった。
大治郎の話が気にかかった小兵衛が調べたところ、大垣と名乗った男は五千石の旗本、永井和泉守(鶴田忍)の用人で大山(小野了)という人物だということがわかる。さらに目明かしの弥七(山田純大)に頼んで探りを入れると、その永井家では嫡男の右京(寿大聡)と老中・田沼意次の隠し子との縁談の話が持ち上がっていることがわかった。
その田沼の隠し子は佐々木三冬(杏)という名で、小兵衛が旧知の牛堀九万之助(上田耕一)によると、女ではあるが、井関道場の四天王の一人に数えられるほどの剣の使い手ということだった。しかも三冬は日ごろから自分の夫となる人物は自分を剣で打ち負かせることができる人物と公言しているとのこと。そして縁談相手に名が上がっている永井右京はとても三冬に勝てそうもないことを知る。すべてに納得がいった小兵衛。
だが、田沼と縁続きとなることで出世への近道が開けるかもしれないこの縁談を永井和泉守が簡単にあきらめるとも思えず、三冬の安否が気になり始めるのだった…。