藍をまとって大空へ〜鳥人間コンテスト2025 泣き虫パイロットの挑戦〜🈞
徳島大学鳥人間プロジェクトの代表でパイロットの中西彩歌さん(理工学部3年)が、仲間との絆や地元の人の応援を力に「鳥人間コンテスト」に挑む姿をカメラが追った。
12月31日 水曜 16:30 -17:00 四国放送1
あの日の青春の色のように淡く、深く、鮮やかな、徳島の伝統の色「藍」。そんな藍で染めた布を翼にまとい「大空を飛びたい」という夢に挑む若者たちがいる。 徳島大学の学生チーム「徳島大学鳥人間プロジェクト」。通称「とくトリ」。自作の飛行機で琵琶湖の空を飛ぶ「鳥人間コンテスト」の滑空機部門に5回目の出場となる、まだまだ初心者のチームだ。
今年7月に行われた大会に代表兼パイロットとして出場したのが、ちょっと泣き虫な中西彩歌さん(徳島大学理工学部3年)。2度目のパイロット挑戦となる中西さんは 昨年、設立当初からの目標だった100m超えを果たした。しかし、「プラットホームが近すぎた」と悔しさが残った彼女は今年は250mの飛行距離を目標に据えた。挑戦を支えるのは地元・徳島の人たち。
機体製作のためチームが行ったクラウドファンディングでは、地元企業などから約240万円が集まった。そして、一番目立つ機体の主翼には藍染の布をあしらう。地元の藍染工房の協力のもと、メンバー自らが染めた藍の布は、地元の人の〈夢〉も乗せた翼に仕上がった。藍をまとった機体は、果たして目標の250mを飛ぶことができるのか―。そして、泣き虫パイロットの中西さんは、笑顔で帰ってくることができるのか―。
地元の人も巻き込んだ青春プロジェクトにカメラが密着した。
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出演者
【出演】中西彩歌(徳島大学鳥人間プロジェクト代表)ほか 【ナレーション】黒川麗海(四国放送アナウンサー)
