ザ・ノンフィクション

ドキュメンタリー/教養

ザ・ノンフィクション 浜マーケットに日は暮れて〜人情商店街とクリームソーダ〜🈑

横浜の片隅にある昭和レトロな商店街…かつて60軒がひしめき合っていた通りも今は20軒…またシャッターを閉じる店が一つ…存続の危機を迎える街に新たな若者たちが…

12月31日 水曜 9:50 -10:50 OHK

ザ・ノンフィクション 浜マーケットに日は暮れて〜人情商店街とクリームソーダ〜🈑

タイムスリップしたような風景の中で、今も人情のぬくもりがこの商店街にはある。 横浜の住宅街に昭和レトロの香りが漂う「浜マーケット」。最寄り駅から歩けば15分。140mのアーケード商店街は、80年前に戦後の闇市から始まり、最盛期には60軒の店が軒を連ねたが、今は20軒にまで減り、営業を続けている。 肉、魚、花、和菓子に総菜と、店先に並ぶのはどこか懐かしくほっとする品々。店員も客も高齢者が多く、
まるで「時が止まったような風景」がここには残っている。 鶏肉店を一人で営むトミ子さん(82)は、斜め向かいの洋食店がお気に入り。和菓子店の山崎さん(77)は、一日の終わりに焼き芋店のクリームソーダを飲むのが密かな楽しみだ。5年前に生花店を引き継いだ美保さん(57)は、開店間もなく夫を病気で亡くしたが、一度は引退した前店主の山川さん(81)が店を手伝い、父親のように見守っている。浜マーケットには
ご近所さんの助け合いといった昭和の人情が今も息づいている。 だが時代の波にはあらがえない。近隣に大型スーパーが進出し、交通の便の悪さも重なって客足は年々減少。そんな中、唯一の精肉店が閉店することに…さらに、他の店も次々とシャッターを下ろし始める。残された店主たちはどうするのか… 移りゆく時代の中で失ってはならないものとは何なのか。横浜の片隅にあるレトロ商店街の1年を見つめた。

  • 出演者

    【語り】 井上真央

  • スタッフ

    【ディレクター】 粂田剛  【プロデューサー】 岩井優介  【チーフプロデューサー】 西村陽次郎  【制作協力】 ソユーズ  【制作著作】 フジテレビ  【番組テーマ曲】 <曲名>サンサーラ  <歌>WON  <作詞・作曲>山口卓馬、書上奈朋子