能登人を訪ねて週末セレクション【第24回苦労の末に迎えた実り…能登の果樹農家編】🈞
稲垣アナウンサーが能登の人々を訪ね復興への思いを伝えます。『石川さんパレット』で放送中のコーナーに未公開映像もくわえた特別バージョンをお送りします。
12月30日 火曜 17:25 -17:40 石川テレビ1
今回は、能登町各地で柿やブルーベリー、栗など様々な果樹を育てる果樹農家の柳田尚利さんを訪ねました。大阪府出身の柳田さんは、輪島市の農業法人などを経て2017年に「陽菜実園」を開業しました。柳田さんの柿は、「垂直に伸びる枝を残す」という剪定方法。独自の無肥料栽培を行う柳田さんにとって、より甘い柿を作るためにたどり着いた方法です。そして迎えた、実り。地震を乗り越え立派に生った柿ですが、大きな問題が「人手不
足」。柿の収穫を手伝ってくれる人が少ないのです。「去年は農業ボランティアを募集すると枠がすぐ埋まった。今年はパートやアルバイトさんも数が少なくて…」
全力で作業を進めたものの、収穫しきれなかった柿の木もあったそうです。去年よりも大変だったという復興2年目。
しかし、収穫された柿の品質は十分。専用の機械で干され、驚くほど甘い干し柿が完成します。将来は柚子の栽培も始めたいという柳田さん。能登の一次産業を
支え、人が集まる場所になることを目標に柳田さんの歩みは止まりません。
『石川さんパレット』で放送中の「能登人を訪ねて」は、稲垣アナウンサーが毎週能登に足を運び、地元に根差した人たちに、ふるさとへの思いや復興への願いを聞くコーナーです。
「能登の人は、土に生まれ土に帰る」??そんな言葉に象徴されるように、能登の人々と共に復興の道のりを見届けるこのシリーズでは、これまでたくさんの方にインタビューを行い、それぞれの証言と生きた証を丁寧に伝えてきました。
能登のこれまでと今、そしてこれからを記録し続けるこのコーナーを、より多くの方々に届けたいという思いから、毎週土曜日の夕方にも放送。週末のひとときに、ふるさとの声に耳を傾けてみませんか。
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出演者
今回の“能登人”:柳田尚利さん(輪島市・能登町 陽菜実園) 稲垣真一(石川テレビアナウンサー)
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