新春スペシャル時代劇🈖 剣客商売 鬼熊酒屋
1月2日 金曜 19:00 -20:55 KBS京都
秋山小兵衛(北大路欣也)は墓参りの帰り、浅茅が原の土手下で老爺が苦しみもだえる姿を見かける。見かねた小兵衛が土手をおりようとした時、老爺は草むらの無効に消えていく。
佐々木三冬(杏)は早朝稽古の後、小兵衛の息子・大治郎(斉藤工)に父、老中・田沼意次(國村隼)からまたしても縁談が持ち込まれたことを打ち明ける。
三冬はかねてから自分を打ち負かすほどの殿御であれば、いつでも嫁ぐと公言しており、今回も縁談相手と立ち会わんとしていた。そのことに関して三冬は大治郎に意見を求める。が、大治郎は気もそぞろな内心を隠し、努めて平静を装うのみで三冬の不興を買うのだった。三冬の縁談話を大治郎から聞いて面白がっていた小兵衛だったが、気が気でない大治郎に不謹慎だととがめられる。
後日、小兵衛は意次から三冬の立ち合いの相手である松平美濃守の側用人・大久保兵蔵(平岳大)という人物の人品骨柄を調べて欲しいという依頼を受ける。その帰り、すれ違った三冬に小兵衛は縁談を阻むために私は勝ちますとすごまれ、ようやく小兵衛も三冬と大治郎の思いに気づくのだった。
家に戻り、一連の話を新妻のおはる(貫地谷しほり)にしたところ、おはるは2人の思いに気づいたなら、なぜ縁談をやめるように意次に言わないのか、子を思う親として小兵衛は薄情だと責めるのだった。
その夜、小兵衛は友人の医者・小川宗哲(古谷一行)が薦める横綱にある鬼熊酒屋という名の居酒屋を訪れる。
料理も酒も安くて旨いと評判で、それ以上に店主の熊五郎(石橋蓮司)の偏屈ぶりが名物だという店内では娘のおしん(遠藤久美子)がかいがいしく働いていた。客を客だと思っていないような熊五郎の言動を見守る小兵衛。熊五郎は先日、浅茅が原でうめいていた老爺だった…。







