京都知新

ドキュメンタリー/教養

京都知新【THEATRE E9 KYOTO芸術監督 あごう さとし◆升毅】

未来を担う若者の“表現の場”を守りたいー「THEATRE E9 KYOTO」設立者、芸術監督のあごうさとしさん。アートエリアとして開発が進む東九条に灯る、小劇場の光を見つめる

12月28日 日曜 6:15 -6:30 MBS毎日放送

京都知新【THEATRE E9 KYOTO芸術監督 あごう さとし◆升毅】

京都伝統文化の<動>=<新>の部分に光を当て、『京都を温めて新しきを知る』。 「遺産」という「過去完了形」の取材対象だけではなく、伝統の上に立つ時代時代の新しさを追求している「現在進行形」の芸術家、建築家、職人、舞踏家、前衛アーティストらを取り上げ、京都1200年の美のタイムラインに時々の「斬新さ」を見つけていきます。  
京都の新しいアートエリアとして開発が進む東九条。その先駆けが2019年にオープンした小劇場「THEATRE E9 KYOTO」です。その誕生の背景には、京都の小劇場文化が直面する危機がありました。 今回の主人公は、劇場を設立し、運営に携わる芸術監督のあごう さとしさんです。  
2015年から2017年にかけて5つの小劇場が閉鎖。京都の舞台芸術の未来を担う若者の表現の場が消滅しようとしていました。「新しい劇場を作りたい」あごうさんは仲間とともに法人を立ち上げ、2017年に建設プロジェクトが走り出しました。番組では、あごうさんの思いとともに、俳優・近藤芳正さんのインスタレーションライブや、あごうさん演出の“はたらく”をテーマにした演劇初心者の舞台も紹介。古都に灯る小劇場の光を見つめます