救いの時差 〜ある小児がん医師の呻吟〜
ドキュメンタリー/教養
救いの時差〜ある小児がん医師の呻吟〜
名大病院の高橋義行医師(57)は、がんで亡くなる子どもを診てきた。新しい治療を受けるため海外に渡航する患者。なぜ日本で救えないのか。研究を続ける医師の姿を追う。
12月26日 金曜 13:56 -14:55 KAB熊本朝日放送1
名古屋大学病院の小児科医・高橋義行さん(57)は、治療法がないためがんで亡くなる子どもを診てきた。埼玉県から治療を受けに来た久保田ちひろちゃん(9)は神経芽腫の患者。イタリアで有効な治療法が見つかったが、日本では認可されておらず、渡航を決断した。高橋医師も同様の治療法を研究しているが、国内で患者に投与するには多くの壁がある。なぜ日本で命が救えないのか。国の違いがもたらす最新医療の“時差”を取材した。
