シリーズ戦後80年 レプリカ〜被爆遺品の伝言〜

ドキュメンタリー/教養

テレメンタリー2025🈞 「シリーズ戦後80年 レプリカ〜被爆遺品の伝言〜」

【シリーズ戦後80年】被爆者による「証言」の機会が減りつつある今、被爆者が残した「遺品」の重要性が高まっている。そんな被爆遺品の一部には“レプリカ”が存在した。

12月29日 月曜 5:20 -5:50 広島ホームテレビ1

広島市の原爆資料館の年間来館者は200万人を超え、今年3月には1955年の開館以来の累計来館者が8千万人に達した。核使用の危機が迫る世界情勢にあって、その惨禍を世界中から学びにやってくる。 全国の被爆者の平均年齢は今年86歳を超え、初めて10万人を下回った。訪れる人たちに原爆の恐ろしさを直に伝えてきた被爆者による「証言」の機会が減りつつある今、被爆者が残した「遺品」の重要性が高まっている。
そんな被爆遺品の一部には“レプリカ”が存在した。“本物”と同じように収蔵庫で大切に保管されているものの、館内で日の目を浴びることはない。なぜレプリカが作られるようになったのか。製作過程を取材すると、遺品に残された被爆者の伝言ともいえるメッセージが見えてきた。 “レプリカ”という存在から、被爆80年の現状と「伝承のカタチ」に迫る。