ムーブ【待つお産】

有床助産所として60年以上の歴史を持つ鹿児島中央助産院。「生」と「死」に向き合いながら、妊産婦やその家族たちに寄り添い続ける助産院10年の記録。

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有床助産所として60年以上の歴史を持つ鹿児島中央助産院。鹿児島県助産師会が運営する助産院で、これまでに４千人以上の赤ちゃんが生まれている。院長の北村愛さん（54）が心がけているのは、「待つお産」。妊婦と赤ちゃんの力を信じ、傍らに寄り添いサポートしている。しかし、少子化や産科の集約など、お産の現場を取り巻く状況は厳しい。産声を守るために妊産婦に寄り添い続ける助産院の取り組みを追った。