ザ・偉人伝

ドキュメンタリー/教養

🈑ザ・偉人伝 吉田正 弦哲也 昭和歌謡黄金期の巨人

「いつでも夢を」「天城越え」など、時代に新たな風を吹き込んだ名曲の数々で歌謡界の黄金期を築いた吉田正弦哲也。令和になった今もなお色褪せぬメロディーの源泉に迫る

12月20日 土曜 21:00 -22:54 BS朝日1

子どもの頃から音楽が好きだった吉田。就職し、その後陸軍に入隊。敗戦後、シベリアに抑留されてしまう。復員する前の1948年、NHKラジオの素人のど自慢で、シベリア復員兵の中村耕造が、よみ人しらず「俘虜の歌える」と題して歌い、話題に。その歌こそ、吉田がシベリア抑留中に作曲し、抑留兵の1人が詩をつけて抑留地に広まった歌だった。復員後、ラジオの反響もあり日本ビクターの専属作曲家に。2400曲もの作品を遺す。
古賀メロディーや田端義夫に影響を受け、ギターに夢中になった弦。歌手への夢が芽生え、中学の恩師の計らいで井沢八郎の育ての親、大沢浄二と出会う。14歳で上京。高校へ通いながら修行を続け、デビューを果たすがヒットに恵まれない日々。そんな弦に作曲家を勧めたのが北島三郎だった。デビューから15年、「ふたり酒」のヒットで道が拓いていく。作曲家に専念し、1986年、「天城越え」が大ヒット。日本レコード大賞金賞を受賞。
日本作曲家協会会長、名誉会長を歴任し、逝去後、国民栄誉賞を受賞した吉田。日本レコード大賞吉田正賞を受賞し、日本作曲家協会会長、日本音楽著作権協会会長を名曲を後世に繋ぐ弦。二人の巨人が歩んだ軌跡、見つめた景色を追体験する2時間をお届け。
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