山村美紗サスペンス 赤い霊柩車31 追憶の彼岸花

ドラマ

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全ては1枚の絵から始まった。鬼母は娘を殺して逃亡した。その事件現場で、事件直後の絵を描く不思議な少女。その少女との出会いが、明子を悲しい物語へと導いていく…。

12月18日 木曜 12:30 -14:25 TVh1

石原明子(片平なぎさ)は東京から京都にやってきている黒沢春彦(神田正輝)と冬の京都郊外を歩いていた。とある道端でイーゼルに向かい熱心にスケッチをする少女、岡田鈴子(菊池和澄)を見かける。寒空の下、ひとりぼっちの少女が描いているのは、そこにはない自転車と真っ赤な彼岸花。明子と春彦は気になりながらも、その場を後にする。後日、京都で働く女性経営者の特集の雑誌取材を受ける明子。
石原葬儀社のメンバー、秋山隆男(大村崑)や内田良恵(山村紅葉)のちゃちゃが入りながらも取材は終わり、雑誌の編集者・堀口政夫(遠山俊也)が明子に見せたのは画家・本庄沙希(国生さゆり)が手がけた装丁画。独特な色合いの花の絵に明子は引き込まれていた。明子の家に帰った2人はテレビから流れるニュースに気を留める。2カ月前に起こった、借金苦の母親が無理心中を試みるも母親は死にきれず逃亡したという事件。
次女のみが遺体で見つかった、という。テレビに映っていたのは被害者の遺留品である自転車が見つかったという場所。その場所は、明子達が見かけた少女がスケッチをしていた場所だった。さらに被害者には小学生の姉がいて、事件が起こったのはちょうど彼岸花が咲いていた頃だという。明子はその少女が気になって…。