テレビ寺子屋
趣味/教育
🈐テレビ寺子屋【戦場カメラマンからのメッセージ/渡部陽一】#2463
「戦場カメラマン」を支え続けた恩師の言葉があった。好きなこと、やりたいことを突き抜けてやってきた渡部陽一さんが、子どもたちに伝えたいメッセージとは。
12月21日 日曜 6:30 -7:00 テレビ静岡
20歳の頃に訪れたアフリカでは、ルワンダ内戦と呼ばれる民族衝突が起きていて、多くの子どもが泣きながら助けを求めてきました。でも、学生の僕には助けられず、自分に何ができるのかと考えた時に、「カメラを使えば、この状況を多くの人に届けられて、泣いている子どもが少なくなるきっかけになるかもしれない」と思い、戦場カメラマンになることを決意しました。ところが、いつまで経ってもまったく写真を使ってもらえません。
日の出前から夜中までアルバイトをし、貯めたお金で戦場に行く、という日々が続き、気づけば30代になっていました。そんな僕に写真の先生がこんな言葉をかけてくれました。「自分で決めた道なら、毎日必ずシャッターを切り、様々なジャンルの写真を見続けること。コツコツ続けていけば、必ず目標を引き寄せることができる。続けるから見えてくる世界、突き抜けるから熟成される視界がある。継続は力。『石の上にも15年』だ」。
そして、先生の言葉通り、35歳になる少し前に、初めて僕の写真が週刊誌に掲載されました。好きだから地に足をつけて続けられる。続けるから同じ世界の人とつながり環境を整えられる。好きな環境に自分を立たせておけば、どんなに強い風が吹いても、しっかりと対応できます。「好きなこと、やりたいことを、どんどんやってみよう」これが、やりたいことを突き抜けてやってきた僕から、子どもたちに伝えたい最大のメッセージです。
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出演者
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ご案内
【番組ホームページ】 http://www.sut-tv.com/show/terakoya/


