燕雲台🈑🅂
第41話 願いを託して
12月16日 火曜 12:30 -13:30 テレ玉1
蕭燕燕は遼の宰相・蕭思温の三女であり、皇后を代々輩出している后族の娘でもあった。天真爛漫なおてんば娘の燕燕は、身分も民族も異なる韓徳譲と恋に落ち、生涯を誓い合う。当時、遼では皇弟・耶律罨撒葛、皇太叔の息子・耶律喜隠、人皇王の孫・耶律賢という太祖の三支を軸として、帝位争いが繰り広げられていた。蕭家の長女・胡輦と次女・烏骨里がそれぞれ罨撒葛と喜隠に嫁いだことから、蕭家は否応なく熾烈な争いに巻き込まれて
いく。一方、耶律賢は、聡明さと洞察力を兼ね備える燕燕を将来の己の皇后にしたいと考え、無二の親友・韓徳譲から奪うことを決意するのだった。
自らの死期が近いことを悟った景宗・耶律賢は間近に迫った秋捺鉢を利用し、ある策に打って出ることを決意する。耶律賢や皇后・蕭燕燕らが上京を離れるや動きだしたのは趙王・耶律喜隠の息子・留礼寿であった。上京を押さえ、喜隠を即位させようと挙兵する留礼寿だったが、留守を託された耶律斜軫の兵に包囲されてしまう。
一方、焦山の行宮に移った耶律賢は、長子である梁王・耶律隆緒を次期皇帝につけるという詔を下す。
