燕雲台🈑🅂
第38話 悲しき別れ
12月10日 水曜 12:30 -13:30 テレ玉1
景宗・耶律賢の余命がいくばくもないと知った皇后・蕭燕燕は、残された日々を穏やかに過ごさせようと決意する。一方、韓徳譲の妻・李思は夫が陰謀に巻き込まれることを恐れ、参内のたびに仮病を使い夫を呼び戻していた。そんな時、燕燕の産んだ子の父が徳譲であるとの噂が広まる。噂の出どころが李思であるとの知らせを受けた燕燕は、
いく。一方、耶律賢は、聡明さと洞察力を兼ね備える燕燕を将来の己の皇后にしたいと考え、無二の親友・韓徳譲から奪うことを決意するのだった。
真偽を確かめようと動く。そして“皇后からのねぎらい”として屋敷に届けられた美酒を飲んだ李思は・・・。
蕭燕燕は遼の宰相・蕭思温の三女であり、皇后を代々輩出している后族の娘でもあった。天真爛漫なおてんば娘の燕燕は、身分も民族も異なる韓徳譲と恋に落ち、生涯を誓い合う。当時、遼では皇弟・耶律罨撒葛、皇太叔の息子・耶律喜隠、人皇王の孫・耶律賢という太祖の三支を軸として、帝位争いが繰り広げられていた。蕭家の長女・胡輦と次女・烏骨里がそれぞれ罨撒葛と喜隠に嫁いだことから、蕭家は否応なく熾烈な争いに巻き込まれて
