闇の狩人【追悼 女優・歌手いしだあゆみ】 ▼仲代達矢

金で悪人殺しを請負う五名清右衛門率いる殺し屋組織“闇の狩人”の姿を描く。凄まじい大殺陣で圧倒する時代劇巨編。池波正太郎の同名小説を映画化。
1979年 138分

12月5日 金曜 12:00 -14:30 衛星劇場

徳川十代将軍家治の世、首席老中田沼意次が幕政をあやつり、後に田沼時代と呼ばれる金権汚職の世をつくりあげていた。そして、江戸市民生活の裏面には、金で殺しを請負う闇の狩人という組織があった。天明四年冬、浪人谷川弥太郎は河津の弥市の手引きで、白金の徳蔵を斬った。闇の稼業の一方の旗頭、五名清右衛門が競い合う徳蔵を消す仕掛けであった。
弥太郎は、五名の代貸を勤める弥市に、谷川に落ち過去の記憶を失って彷徨っていたのを助けられ、谷川弥太郎と名づけられたのだ。その仕掛け以後、五名は弥太郎を片腕として雇い入れた。ある夜、五名と勢力を争う芝の元締治平の誘いに乗った弥市は、五名を亡きものにしようと企み…。