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ドラマコレクション「水戸黄門」🈑
水戸黄門 第三十九部
#5「ゴリ押し父子の悪企み・赤穂」
#6「スッたもんだの初手柄・倉敷」
12月3日 水曜 15:04 -16:54 テレビ大阪1
水戸老公一行は赤穂に着いた。赤穂では最近物価が急騰し、人々の生活が苦しくなっていた。一行は廻船問屋・播磨屋平左衛門の娘、おゆきがごろつきに絡まれ難儀しているところを助けた縁で、播磨屋に投宿することとなった。
赤穂は製塩が盛んで栄えているのではないかと尋ねる老公に、平左衛門は、最近は商いもはかばかしくないと表情を曇らせる。若い船頭頭の吉蔵も仕事が減り、おゆきは心配を募らせている。
ところで、赤穂では城代家老の大石内蔵助が藩政を取り仕切っているが、大石は昼行灯と陰口をたたかれており、大石の目を盗んで次席家老の北村外記と藩札の発行を司る札座奉行の荒木弦之丞は、塩問屋・難波屋次郎兵衛と手を結び悪事を働いていた。北村は贋札を作って藩の財政を混乱させ、自分が大石に取って代わろうと企んでいたのだ。難波屋は偽札作りの罪を平左衛門に被せようと画策する。
また難波屋の愚か息子、繁太郎はおゆきに惚れ、強引に関係を迫る。
老公は大石が実は切れ者だと見抜き、大石に北村たちの悪事の真相を語る…。
水戸老公一行は幕府直轄の倉敷に着いた。倉敷の新任の代官、結城新三郎は、身分を隠して倉敷に入り、人々の暮らしぶりを調べていた。そのことを知った老公は感心し、新三郎は助さんをお供に町人に扮装して町の中を探索する。すると代官所の役人、横尾十内と岩崎仙蔵が両替商の桐島屋善兵衛と結託して米の横流しを行い、私腹を肥やしていることが判明した。
のみならず、横尾は新三郎の着任を口実に人々から祝い金を集め、それも自分の懐に入れようと企んでいた。すぐさま横尾を懲らしめると憤慨する新三郎に、悪事の証拠をつかむことが先決だと老公はいさめる。
一方、女すりのお涼は、自分が重ねてきた罪を悔いて足を洗って出直したいと願っていた。だが、元締めの親分、辰巳の鉄五郎はそれを許さない。鉄五郎の手下に追われているお涼を新三郎が救う。
今までの過ちを告白するお涼を新三郎は優しく励ます。生まれて初めて優しくされた新三郎に、お涼は淡い恋心を抱く。
お涼は新三郎が新しい代官だと知り、新三郎の役に立ちたいと思い、鉄五郎に脅され桐島屋からすり取った悪事の証拠となる帳簿を新三郎に渡そうとする。だが、その刹那、岩崎に斬られ深手を追う。弥七が駆けつけ、帳簿は老公の手に渡る。お涼が命がけで手に入れた証拠を手に、新三郎と老公が代官所に乗り込んだ…。






