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ドラマコレクション「水戸黄門」🈑
水戸黄門 第三十九部
#3「いずれが正義?侍の魂・岡崎」
#4「天誅!紫頭巾参上・近江八幡」
12月2日 火曜 15:04 -16:54 テレビ大阪1
水戸老公一行は岡崎に着いた。一行が出会った、殿様側近の侍、緒方戍一郎は、藩主水野忠盈に秋葉隆之介を討ち果たすよう命じられ悩んでいた。隆之介は、側近におだてられて自分の立場が見えない殿様に厳しく忠告をして逆鱗に触れたのである。隆之介は戍一郎の親友だ。君命に従うか、それとも友の命を救うのか、戍一郎は苦悩する。
ふとしたことから格さんが戍一郎と親しくなり、戍一郎の悩みを聞き出した。
格さんは戍一郎と剣術の手合わせをし、ほのかな友情を感じるようになっていた。侍として戍一郎の苦しみを理解できる格さんだが、よい思案は浮かばない。老公は、戍一郎が隆之介を秘かに逃がすのではないかと考えていた。
その頃、戍一郎の悩みを察し、戍一郎の妻、早苗は自分と子どもが夫の足手まといにならないよう、離縁を迫っていた。
一方、家老の上松頼母は、殿様の目を盗んで塩の売買を操作して私腹を肥やしていた。
隆之介は上松の悪事を知り、その証拠をつかもうと懸命になっていたのだが、その矢先に失言し、殿様を激高させてしまったのである。上松は戍一郎が隆之介を討てば、悪事も露見せず安泰だとほくそ笑む。
君主か親友か、どちらを取れば武士の正義を貫くことができるのか、悩みの深い戍一郎に、老公は自分の心に素直に従うよう諭すのだった…。
水戸老公一行は近江八幡に着いた。一行は、仕事を斡旋する口入屋、音羽屋の女主人、嘉穂と知り合った。嘉穂は父親とは幼い頃に死別したと老公に語り、老公にしばらく父親になってほしいと甘える。老公もそれを受け入れ、二人は本当の父娘のように打ち解けて楽しい時を過ごすのだった。
ところでこの頃、近江八幡では、紫頭巾という覆面の剣士が出没し、困っている人を助け、悪人を退治してくれると人々の噂になっていた。
噂どおり、高利貸しに売り飛ばされようとしていた娘たちを紫頭巾が救い、さらに評判が上がる。
ところが、代官の青山伊蔵は紫頭巾の活躍を苦々しく思っていた。青山は海産物問屋の松尾屋伝兵衛と結託して悪事を働き、私腹を肥やしていたからだ。紫頭巾に邪魔をされては困る。
そんな矢先、大きな商家が紫頭巾に襲われ、大金が盗まれるという事件が起きた。
悪事を働くにせ者は、青山が紫頭巾をおびき出して捕らえるために仕組んだわなだ。
老公は正義感が強く剣術の腕も立つ嘉穂が紫頭巾だと見抜いていた。危険を知りながら代官所に乗り込もうとする嘉穂に、老公は思いとどまるよう声をかけるのだが…。






