ドラマコレクション「水戸黄門」🈑
水戸黄門 第三十九部
#9「猫だけが知っていた・伊万里」
#10「江戸の陰謀を長崎で討て!・長崎」
12月5日 金曜 15:04 -16:54 テレビ大阪1
水戸老公一行は佐賀藩の伊万里に着いたが、町は活気がない。絵付けの仕事を見学するため、焼き物問屋を訪ねた老公は、主人の嘉兵衛とその娘・お園から、最近絵付け職人を襲う化け猫が出ると聞き、驚いた。化け猫は職人を脅し仕事を妨害している。
その頃佐賀藩では世継ぎ争いが起こっていた。藩主の弟を推す筆頭家老、宇佐美治兵衛と、側室・初音が生んだ藩主の子を推すもう一人の家老・大垣豊後が激しく対立していたのである。
大垣はその子の後見人となって藩政を我がものにしようとする邪心を秘めていた。その争いのさなか、宇佐美が急死し、毒殺されたとも噂になっていた。宇佐美が可愛がっていた猫が化け猫となり、主人の恨みを晴らしているのではないかとささやかれ、人々は恐れている。
ちょうど具合よく早月の祖父・山野辺兵庫が佐賀を訪れた。兵庫は老公の指示で初音の心情を探る。兵庫は秘め事を抱えるような初音の表情が気にかかる。
化け猫に扮しているのは誰か?その真の目的は?化け猫はやがて大垣を襲うに違いない。お娟と弥七が見張っていると、狙い通り化け猫が現れ、手傷を負って逃走する。弥七は化け猫の正体が、かつての初音の思い人、佐吉だと突き止める。初音は老公に意外な事実を語る…。
密貿易が行われている長崎に着いた水戸老公一行を、早速刺客が襲う。助三郎、格之進、お娟、風車の弥七の活躍で事なきを得たが、一行に緊張が走る。
長崎奉行は二人制になっており、一人は早月の許婚、橋場大二郎の兄、橋場善明である。もう一人の永井左衛門が廻船問屋の寺田屋茂兵衛と結託して密貿易を行い、その莫大な利益が老中・柳沢吉保の資金源となっていた。柳沢は祈祷僧・隆光と悪事の絆でつながっている。
隆光は将軍、徳川綱吉の生母、桂昌院の信頼が厚く、幕政に不気味な影を落としていた。さて、一行はめし屋で働く娘、おみつが兄、伊三次の借金のかたに連れて行かれようとしているところを助けた。おみつが伊三次からもらったという高価なかんざしを見た老公は、伊三次が密貿易に関わっていると見抜いた。助三郎が土地の賭場に潜入し様子を探る。お娟と早月も遊女に変装する。
早月は秘かに橋場善明と接触し、密貿易の情報をつかんだ。一方、老公と早月の身を案じた山野辺兵庫も一行を追って長崎に到着する。
その頃、長崎の出島にオランダ船が近付いていた。積荷は永井と寺田屋が待っている御禁制の品々。お宝が運びこまれ、悪事の証拠と悪党の顔が揃ったところへ老公が踏み込んだ!






