住人十色

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住人十色【狭小10坪明るさとプライバシー克服 鍵は10度ナナメ入れ子ハウス】🈖🈑

駐車場2台分の狭小住宅▼大きな箱に小さな箱を入れた⁉不思議な構造▼斜めに設置?アイランドキッチン▼家族が並んで靴を脱げる広い玄関▼絶妙な角度から生まれたテラス

12月6日 土曜 16:54 -17:24 あいテレビ1

住人十色【狭小10坪明るさとプライバシー克服 鍵は10度ナナメ入れ子ハウス】🈖🈑

舞台は、東京都台東区谷中。住人(アルジ)は、子どもが1人いる3人家族。昨年、妻の実家が所有する土地を譲り受けて家を建てた。昔ながらの土地は正面の道も狭く、左右も裏も隣家が迫る住宅密集地で、建坪は10坪の狭小住宅。アルジの希望は「室内を明るくしたい」、「周囲からプライバシーを確保したい」という2点。この相反する要望を叶える秘策が、内壁をもう1枚入れる「入れ子構造」。
外壁にあたる外の大きい箱に対して、中に角度を10度斜めにひねった小さな箱を入れた形に。これにより、外壁面の窓から光は入りながらも、内壁の窓はひねった場所にあるので、外からの視線が感じづらくなった。さらに10度ひねった内壁と外壁の隙間に設けたのが、2階へ続く階段。この10度という角度こそがプライバシーを守り、明るさを採り入れ、しかも開放感を得られる最適な角度になった。
2階のメインスペースは18帖のLDK。キッチンの冷蔵庫は、内壁を10度傾けたことで生まれるデッドスペースに収まるよう配置。キッチン収納は入れ子の壁の角度に合わせて特注。斜めに設置したアイランドキッチンは、部屋を広く見せる効果も。また10度という絶妙な角度からテラスを実現した。諦めず描いてきた夢を詰め込んだ家づくり。10度ひねった小さな家には、家族の成長と楽しい記憶がしっかりと刻み込まれていくだろう