劇場/公演

M&Oplaysプロデュース「帰れない男〜慰留と斡旋の攻防〜」 ▼林遣都

倉持裕×林遣都のタッグで贈る期待の書下ろし公演!それぞれの思いが交差する、先が予想できない心理サスペンス。(2024年4月13日〜5月6日 下北沢・本多劇場ほか)
127分

12月6日 土曜 20:30 -22:45 衛星劇場

◆劇場への扉〜素晴らしき演劇の世界〜◆ 今回主演を務めるのは、林遣都。加えて、藤間爽子柄本時生新名基浩佐藤直子山崎一ら人気と実力を兼ね備えた俳優たちが謎多き物語に挑んだ心理サスペンス。 不思議な屋敷に誘い込まれた主人公の男は、謎多き屋敷の住人たちに囲まれ、次第に正気を失っていく… 「帰ろうにも出口にたどり着けないんだ」
思い返すと、その屋敷は確かに立派な門構えではあったが、迷子になるほど中が広大だったとは、男(林遣都)は思いもしなかった。 男は、気まぐれに親切にした若い女(藤間爽子)に招かれそこへ来た。最初、女はこの屋敷の女中かと思っていたら、実は主人の女房だった。年の離れた亭主(山崎一)を持つと、若くともこんなアンバランスなムードを身にまとうようになるのかと、男は勝手に納得する。
屋敷の中は薄暗い上、廊下も恐ろしく長く、部屋の数も分からなかった。 数日経って、友人(柄本時生)が連れ戻しに来たが、男は「帰ろうにも出口にたどり着けないんだ」などと困った顔をする。中庭を挟んだ向かいの広間で、夜ごと催される誰かの宴。その幻想的に揺らめく人影をぼんやり眺める女に、男は次第に惹かれていく。
男を躊躇させるのは、留守がちで、まるで自分の妻を斡旋するかのような、主人の謎の振る舞い。 引き留めるわけではないが、時折、何やら共謀をほのめかすような女と、その主人との間で、男は次第に正気を失っていく…。