ドラマコレクション「水戸黄門」
水戸黄門 第三十九部
#13「強い女房に弓ひくな!・都城」
#14「悪事をあばく今昔の恋・宮崎」
12月9日 火曜 15:04 -16:54 テレビ大阪1
水戸老公一行は弓矢作りが盛んな都城へ。老公は弓作りの職人、栄次郎の仕事場を見学する。栄次郎は名人とうたわれた師匠の死後その跡を継いで腕を上げ、今は殿様に献上するための弓の制作に心血を注いでいる。栄次郎は女房のおみねの尻にしかれ頭が上がらないが、二人は仲の良い夫婦だった。
一方、為替受け取りのため別行動の格之進は旅の女、おせいと知り合い、一緒に都城へ向かう。
おせいが栄次郎の師匠の娘だったと分かり格之進と老公は驚いた。おせいはかつて栄次郎の許嫁でもあったが、父親といさかいを起こし、五年前に家を出て、行方が分からなくなっていた。
ところで武具商人の蔵戸屋は、栄次郎の弓が藩の弓術指南役、湯浅蔵人が期待を寄せるほど評価が高いことを知って不安になった。栄次郎の弓を殿様が気に入れば、自分の商売の立場が危うくなる。
蔵戸屋は代官の新見主膳と相談し、栄次郎を手なずけようとするが、栄次郎とおみねは蔵戸屋にはなびかない。
おせいが帰っていることを知った蔵戸屋は、おせいを捕まえて強引に罪人に仕立て、栄次郎を従わせようとするのだが…。
水戸老公は宮崎へ。老公は十八年前にかつての江戸深川の芸者、菊弥が、前の飫肥(おび)藩主の側室となってこの地で暮らしていることを思い出した。
菊弥は飫肥では貴和の方と呼ばれ人々に親しまれている。老公は美人芸者、菊弥が踊りの名手だったことを助三郎、格之進たちに懐かしそうに話す。
だが飫肥藩では不可解な事件が起きていた。
勘定組頭、吉田清左衛門が公金を横領した罪を悔いて切腹したというのだが、どうにも不審な点が多い。清左衛門を慕う若い侍、山崎新伍は、清左衛門は不正を働くような人物ではないと語り、真相を探る。
清左衛門の妻、志津は、実は清左衛門は何者かに殺されたのだと不安に震えながら老公に打ち明ける。清左衛門は城代家老、塚本仁左衛門と勘定奉行、佐竹喜八郎の不正に気付き、それを告発しようとしていたのだ。
芸者だった若い頃の貴和の方と清左衛門が恋仲にあったという秘密を知る老公は、貴和の方に悪事を暴くための加勢を頼むが、貴和の方にも魔の手が迫る…。






