ダイドーグループ日本の祭り ＃618　金櫻神社　春季例大祭【山梨県】

ダイドーグループは、全国各地に伝わる日本古来の文化である祭りを総力を挙げて記録し、応援し続けています。その中から優秀作品を厳選しご紹介します。

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国の特別名勝・昇仙峡を登りつめた地に鎮座する金櫻神社。御神体の金峰山は山岳信仰の霊山として知られます。また周辺では水晶が採掘され、甲府の伝統産業である水晶宝飾加工のルーツの地となっています。御神木のウコンザクラが満開となる4月下旬に開催される春季例大祭では疫病退散等を願う大々神楽（甲府市無形民俗文化財）が奉納されます。
中でも重要な意味を持つ舞の一つが、悪いものを鎮める呪術的な祈りが込められた「遍幣(へんぺい)」。国の重要文化財にも指定されていた旧社殿が昭和30年の大火で焼失したため、火伏せの思いも込められます。この舞を亡き父から受け継ぎ、少しでも父に近づこうと取り組む男性や、囃子の太鼓を父から受け継ぎながら舞手に初挑戦する中学生の奮闘を伝えながら神楽に込められた祈りをひも解きます。

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