ダイドーグループ 日本の祭り
ドキュメンタリー/教養
ダイドーグループ日本の祭り #617 感応楽【福岡県】
ダイドーグループは、全国各地に伝わる日本古来の文化である祭りを総力を挙げて記録し、応援し続けています。その中から優秀作品を厳選しご紹介します。
1月25日 土曜 18:00 -18:55 BS12トゥエルビ
福岡県豊前市にある大富神社の春の大祭神幸祭において、2年に一度奉納される「感応楽」。楽人が重さ10キロの締め太鼓を打ちながら、五穀豊穣などを願う楽打ち(太鼓踊り)だ。その起源は古く、一説には697年に遡るとも言われ、四郎丸地区の人々がこれを代々守り伝えてきた。
古の姿を良く残していること、また躍動感のある所作や音楽などが評価され、ユネスコ無形文化遺産(浮流踊)、また国指定重要無形民俗文化財に登録されている。コロナ禍によって過去2回奉納が見送られており、今年は6年ぶりの奉納となる。人事を尽くして及ばざる時、最後の手段として神前に捧げられるという感応楽。
その素朴で力強い祈りの形の妙をお伝えするとともに、これを守るため結集した様々な年代の人々が、心通わせ、力を併せて久々の奉納に挑む姿をお伝えする。