鬼平犯科帳 第7シリーズ

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🈑<時代劇>鬼平犯科帳 第7シリーズ 第8話「泣き味噌屋」

いつの世にも絶えない悪を容赦なく取り締まる!中村吉右衛門の当たり役として好評を得た『鬼平犯科帳』の第7シリーズをお届け。

1月20日 月曜 18:30 -19:25 BSフジ・181

🈑<時代劇>鬼平犯科帳 第7シリーズ 第8話「泣き味噌屋」

火付盗賊改方の男たちと言えば強者揃いだと考えるが、中には臆病な男もいる。 勘定掛、つまり経理担当の川村弥助(平田満)がそうだ。 同心たちが市中探索のために使う費用はいつも足りない。 それを増やせと言われると、泣き出してしまう。 そのうえ雷が鳴るとふるえだし、大きな体で机の下にもぐりこむ。 当然、同僚たちは川村を軽く見る。
それを気に病む川村はある日、筆頭与力の小林金弥(中村歌昇)に、「自分の存在が盗賊改メの恥さらしになる」と辞職をほのめかす。 小林は「長官の平蔵(中村吉右衛門)はお前を高く評価している」と伝えた。 その言葉は川村を驚かせ、また喜ばせた。 さっそく川村は組屋敷に帰り、新妻のさと(北原佐和子)に、そのことを喜色満面で話す。 それを聞いて喜ぶ妻の姿を見て、心底いとおしく思う川村だった。
ある日、そのさとが何者かに慰み者にされ殺された。 密偵の小房の粂八(蟹江敬三)、相模の彦十(江戸家猫八)の捜索で、秋元左近(亀石征一朗)を首領とする旗本の暴れん坊たちが作る「風流組」が、さとを連れ去った現場近くで、日頃から若い女に嫌がらせをしている事をつかむ。 秋元一派の召し捕りを決めた平蔵に、川村は、妻の仇を討つため捕り方に加えてくれと名乗り出るが…。