LIFE〜夢のカタチ〜

ドキュメンタリー/教養

LIFE〜夢のカタチ〜🈞🈑浪速割烹の極意は始末の心。最高のおせち料理を作る料理人

それぞれの人生にはそれぞれの夢があり物語がある。夢を追い続ける人に密着し「夢」をキーワードに人生の輝きを描く「新・人間ドキュメント」。ナレーターは佐々木蔵之介

1月19日 日曜 5:20 -5:50 ABCテレビ1

来年には街びらきを控える大阪駅北側地区。注目が集まるエリアから歩いてすぐ、スカイビルの南側にある一軒家割烹が今回の舞台です。『浪速割烹 昇』。店主の落合昇さんは、『懐石料理 桝田』など、大阪を代表する名店で腕を磨き、自分の店を持ちました。料理の根底にあるのは、食材を無駄にすることなく味わい尽くす「始末の心」。
若いスタッフや後輩にも、培ってきた技術を惜しみなく伝え、浪速料理の後継者育成にも力を入れています。そんな昇さんが年の瀬にむけて取り組んでいるのが、 「おせち料理」。昇さんが作る最高のおせち料理とは?
昇さんの一日は朝の仕入れから。鮮魚店での目利きは一流、こだわりの八百屋さんで浪速の伝統野菜を仕入れます。魚も野菜も捨てるところはありません。無駄を出さない「始末の心」で作られた料理はどれも大変美味で、グルメに精通する人々を魅了しています。
11月初旬、10年修業した「桝田」を弟弟子と共に訪ねます。年に2回、師匠の料理を食べにくるのですが、食材、調理法など、師匠の味には毎回驚かされます。そんな師匠に見せたいのが、「おせち料理」でした。5年前から始めて年々グレードアップ。昨年は70箱の予約が入りました。師匠の感想は…
個人で営む日本料理店は、通常営業しながらのおせち作りなので、負担が大きい。それでもあえてそこに挑むのは何故なんでしょう。おせちにかける熱い想いを胸に、昇さんは生産者の元へ。お目当ては伝統野菜・天王寺かぶらです。勿論、身も葉っぱも全て使います。こうして、おせち料理の試作が始まりました。
後日、『浪速割烹 昇』のおせちの試作は佳境を迎えていました。「穴子」に「ウニ」、そしておせちの花形「伊勢海老」が登場し、様々な工程を経て、驚きの新メニューが完成。品数はおよそ50品。すべてが大阪の食文化から生まれた味付けになっています。その全貌は?

  • ナレーション

    佐々木蔵之介

  • ◇おしらせ

    ※この番組は2024年11月30日に放送されたものです。 この番組は、ABCテレビの『青少年に見てもらいたい番組』に指定されています。