日本!食紀行

ドキュメンタリー/教養

日本!食紀行 #37 ご縁を結ぶ神社そば 〜島根・奥出雲のそば文化に学ぶ〜🈞

日本全国各地の「食」を通して、地域の歴史や文化、人々の英知や営みを学び、温かいコミュニティーなどを四季折々の美しい風景とともに描き出す教育ドキュメンタリー番組。

1月17日 金曜 11:00 -11:30 BSSテレビ

神社の中にそば屋さん?!「神話のふるさと」で「出雲そば」が名物の島根県。山あいの町・奥出雲町には、神社の境内にお店を構える、全国的にも大変めずらしいそば屋さんがあります。「姫のそば ゆかり庵」。評判が評判を呼び、全国各地からお客さんがやってくる人気店です。 出雲そばの特徴は、麺が色黒で、よく噛まないと食べられないほどのコシの強さ。のどごしの良さをたのしむとされる、お江戸・東京のそばとは真逆の性格。
ゆかり庵のそばは、その出雲そばの特徴をさらに際立たせた個性の強いそばで、「こんなそば初めて食べた!」と驚くお客さんも少なくありません。 また、「自給自足のそば屋」を目標に掲げていて、オーナーの岡田篤志さんら4人のスタッフで、そばの自家栽培をはじめ、米や野菜など、食材の多くを自分たちで育てていて、それを料理につかっています。奥出雲の幸で、全国のお客さんをおもてなししているのです。
そして、ゆかり庵のスタッフは、店を構える神社・稲田神社をお護りする役目も担っています。境内のそうじ、神事のお手伝い、参拝者の応対…といった神社の管理、そして、そば屋の運営。この両方を日々おこなっている「ゆかり庵」での密着取材を通じて、「人と人」「人と食」の”ご縁”を見つめます。