NEXT JAPAN 〜熱き求道者〜
ドキュメンタリー/教養
NEXT JAPAN〜熱き求道者〜【震災30年ー暮らしを守るスーパーマーケット】
阪神・淡路大震災…店が倒壊しても、食糧/日用品を運び被災者を支えた『ダイエー』◆買い物客の「ありがとう」が力に…最前線にいた店長の30年◆ライフラインを誇りに
1月11日 土曜 18:50 -18:56 MBS毎日放送
「人間は素晴らしい!」。
世の中を便利にする新製品の開発者の創造力、幸せを拡げるサービスに取り組む人々の愛情、更には社会の課題を解決、改善し、誰かのために生きる人々の奮闘を、綿密な取材で伝えるドキュメンタリー。
番組を作るのは、関西きってのドキュメンタリー制作者チーム。
2010年の放送開始以来、短編でも、“熱く”伝え続けています。
『ありがとう』『待ってたよ』
阪神・淡路大震災から30年。今も、脳裏に焼き付いているのは多くの被災者からかけられたこの言葉だ。
当時、神戸・三宮駅近くにあったダイエーの店に勤めていた炭谷啓治さん。神戸が発祥の同社は、阪神地区に数多くの店を出していたが、炭谷さんの店はビルが倒壊。同社の被害は想像を絶する規模だった。
それでも食糧や日用品を全国から集めて一気に運び込み、被災者を支え続けたダイエー社員の行動は、「行政よりも早かった」と被災者から称えられるほどだった。
そんな中、炭谷さんは、三宮の別のビルで再開した店で、被災者から口々に、『ありがとう』と声をかけられた。
いざという時に、人が人を想う優しさ。
絶望から這い上がった街で、それを体験した炭谷さんの30年の人生に密着する。