五木寛之の新金沢百景

バラエティ

五木寛之の新金沢百景 小立野台地の片隅で

▽この地に住んだ五木ほかの金沢と違う街

1月8日 水曜 8:00 -8:55 チバテレ1

古い界隈に、新しい建物が建ち、新しい道が通り、新しい人が通う、そして新しい風が吹く金沢。今、その新しい風が吹いているのが、兼六園から山側に広がる、石引・小立野界隈です。現在の小立野には金沢が誇る都市の個性が凝縮されています。
加賀藩の繁栄、一向宗からの信仰風土、軍都、学都、芸術風土、文芸、庶民の味、医学、風習・・・。金沢城、兼六園を大地の先端に持ち、能楽堂や美術館があり、そして新たな図書館や大学が注目される一方で、寺院群やレトロな洋風建物、昔ながらの洋食屋、喫茶店、おでん屋が今も生活に溶け込み、周辺に大学が多くある事から学生街の香りも漂う町。
小立野に広がる町を歩くと、新旧の金沢が目くるめく展開されて行きます。 古さも新しさも、その種類が変わり、古いものはさらに古く、斬新な新しいものが次々と入り込む金沢。その中で、新しく懐かしい町、小立野はこのあと金沢にとってどんな存在になって行くのか。五木さんの小説やエッセイに描かれた昭和の金沢と今を比較しながら、注目の町、小立野界隈を巡ります。