鉄道伝説
ドキュメンタリー/教養
鉄道伝説 第145回「国鉄205系電車〜新・三種の神器の開発〜」
鉄道の歴史・伝説に迫る人気番組、第13シーズン。
今回は通勤形電車、国鉄205系の物語。
1月5日 日曜 0:30 -1:00 BSフジ・181
国鉄205系は、昭和60年から分割民営化後の平成6年までに製造された通勤形電車である。
通勤形電車は日本の大都市の経済活動を支えるために重要な役割を担ってきた。
205系は、国鉄分割民営化後もJR東日本とJR西日本が増備を続け、合計1461両もの車両が製造される一大勢力に成長した。
徹底した省エネルギー化と、ローコスト製造を目指して 開発され、その設計思想とスタイルは一時代を築き上げ、通勤形電車のスタンダードとなった。
ステンレス鋼で形作られた美しい外観は、まさに国鉄がJRへと変遷してゆく時代の幕開けを予感させた。
しかし、その開発には国鉄民営化を目前に、わずか7ヵ月で完成させるという試練が待ち受けていた。
それは技術開発者たちの熱い情熱と、国鉄が改革を遂げるタイミングが見事に結実した名車両であった。